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9月13日に致知出版社の30周年記念講演会があり、藤尾社長の話の中で特に印象深かったのは、経営が成功する3つの要素の話です。1.経営能力 2.使命感 3.人間性 です。経営能力はさらに3つ@商品開発力、販売力 A財務力 B経営戦略力。使命感は、これがない企業は長期にわたって会社を維持できない。人間性はこれがベースであり社長から組織の末端に至るまで人間性を高めること。横山大観の言葉で「心がまずしい人が書く富士は、富士がまずしくみえる」そうです。私はこの話を聞いて会社経営において、まずは一番大事なのは販売力と財務力で長期的に使命感と人間力であると思いました。
私の尊敬する経営コンサルタントの一倉定(さだむ)先生の本を私は10数回読んでいますがもう一度読んでみると、一倉先生は販売力と財務力が経営の要と言っておられます。事業とは顧客の創造である。社長は高収益型の事業構造をつくるのが仕事、そのために現場を見る、お客様を訪問しろ、穴熊社長になるなと言っています。経営方針に基づき利益計画、資金運用計画、目標貸借対照表が作られる。「我社は、このような利益をあげ、このように資金を運用し、その結果このようなバランス・シートをつくりあげる」というのが経営計画です。ですから経営方針なくして、経営計画はないわけです。世の中には数字のみで経営計画だと思っている経営者が多くいます。経営方針は、1.基本方針 2.商品に関する方針 3.得意先に関する方針 4.新規開拓に関する方針 5.未来事業に関する方針 そして、6.内部体制に関する方針の6つで、このうち6は場合によってはなくてもよいと書いておられます。そして、1の基本方針は2つで顧客第一主義と重点主義です。このように経営方針で大事なことは販売することなのです。環境整備は人間性を高めることで短期的なものではなく、長期的なものです。利益計画は、利益をあげるために、最低限商品販売計画と得意先別販売計画が必要です。この2つは、個別方針の商品と得意先方針に基づいて作られなければならないわけです。方針と数字は一体なのです。販売力がなければ赤字体質になり、金融機関の貸ししぶり、貸しはがしが予想される現在の金融情勢では、会社は倒産してしまいます。しかし、販売力があれば会社は健全かというと決してそうではありません。販売力があるために急拡大して倒産するケースが多いのも事実です。財務力のない会社は急拡大すると危険です。松下幸之助さんは「ダム式経営」を言っておられます。ダム(会社)に満々と水(お金)を貯えて不況がきてもびくともしない経営をしなさいということです。世の社長様方は儲けて利益を出すのはうまい方は多いのですが、資金運用がわかっていないのと、目標とするバランス・シートのイメージがないためにせっかく全社員で儲けた利益を内部蓄積できていない会社がなんと多いことでしょう。会社は赤字でつぶれるのではなくお金がなくてつぶれるのです。これからますます経営環境は厳しくなります。会社をつぶさないために社長・幹部に勉強してほしいと思っております。私は来年日本の中小企業に元気になってもらうために、毎月1回経営計画の勉強会を1年間やります。販売計画、ランチェスター戦略利益計画、資金運用計画、目標B/S作成等です。一倉先生の考え方を基本にわかやすい勉強会を無料で行ないます。来月号で年間スケジュールを添付します。
古田土 満
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