-先ほどうかがった際、全員立ち上がって挨拶をしてくださいました。少し驚きました-
[鈴木氏] 挨拶はうちの自慢です。私たちは会計サービスを通じてお客さまに元気を差し上げるのも大切な仕事だと思っています。だからお客さまがお見えになったら全員が立ってご挨拶します。社員の全員が自然に身についていますね。
お客さまも「おたくの社員は礼儀正しくて元気がいいね。本当に気持ちがいい」とおっしゃってくださいます。
-私もなんだかとても嬉しかったです-
[鈴木氏] それは嬉しいですね。なぜ全員が立ち上がって挨拶するかといえば、それはお客さまに感謝の気持ちを伝えたいからです。「今日は遠いところからわざわざお越しくださって本当にありがとうございます!」という気持ちです。座ったまま挨拶されてもなかなか伝わらないですからね。
その他にも、ちょっとした自慢が、このカフェさながらのドリンクメニューです。これをお客さまにお渡しするとみなさんビックリされますね。もちろん味も喜んでくださいます。
また、最近、取り組み始めたのが雨の日の傘拭きです。これはお客さまが雨の日にご来所された際には、率先して傘をきれいに拭いて差し上げるというもの。お客さまの喜ぶ顔を見たいから、何でもしてあげたいんですね。
-なるほど。何かこれらのことは貴社の経営理念と関係があるのですか-
[鈴木氏] 古田土会計の経営理念は「お客さま・社員・社会にとって心地の良い経営」です。私たちに関わるあらゆる人たちに心地よくなっていただくことが、私たちの目的なのです。だから挨拶は重要です。
それ以外にも、整理、整頓、清掃、礼儀、規律。これは徹底していると思います。これは社員を立派な人に育てたい、どこに出しても「古田土の社員はすごい」とお客さまにほめられる人になって欲しい、そんな所長の願いが込められているからです。まず社員ができなければ、お客さまに心地よくなっていただくことは難しいですから。
-なるほど。まずはわが身を振り返る・・・-
[鈴木氏] そうです。でも挨拶や掃除ひとつとっても実はとても奥が深いと思います。例えば、私たちの使命でもある「中小企業経営者を育て、企業の成長・拡大と安定に貢献する」「数字に強い経営者を育てる」もお客さまに伝わらなくては独りよがりのメッセージになってしまいます。
お客さまに伝わって初めて意味があるのです。だから「伝わること」がすごく大切であることを社員全員が日々意識しています。
一生懸命お客さまのことを考えて月次決算書をつくっても、相手に何も伝わらなければ、作らなかったのと一緒です。でも、この月次決算書は絶対にお客さまに伝わらないといけない。なぜなら、お客さまが知らないと困るほど重要なことが書いてあるからです。
だから、月次決算書の作り方や見せ方、もっと言えば説明の仕方や順序まで工夫をしています。伝わらないのはお客さまのためにならないからなのです。
話を元に戻すと、日々の掃除や挨拶は表現力を磨く訓練。そういう側面もあると考えています。
-深いですね。掃除についてはなにかあるのですか-
[鈴木氏] 形から入って心に至る、という言葉があります。形ができれば心は自ずとついてくるという意味です。新しい服を着るとシャキッとしますよね。
良い習慣があってこそ、人は良い人間になれる、というのが古田土会計の考え方です。だから、掃除をすることが目的なのではなく、掃除をすることで職場の仲間と心を通わせて欲しい、仕事の進め方を気づくきっかけにして欲しい、そういう意味が込められているのです。
火曜日から木曜日の3日間は、事務所の前から西葛西の駅前までみんなで掃除をしています。もちろん所長も同じです。
それが評判になって、掃除を見学に来られるお客さまも多いのです。今月だけで4人の社長がお見えになりました。しかもご一緒にお掃除されるんです。これには私もちょっとビックリしましたが。
実は表現力を磨くため、お客さまを元気にするため以外にも目的があるんです。それはお客さまに対して、私たちがまず範を示したいという気持ちです。お客さまのそのまたお客さまが心地よくなれば、きっとそのお客さまは業績があがる。それがわかっているからぜひ私たちから何かを学んで欲しいという気持ちです。
-なるほど。他にこれも古田土会計の自慢!という仕組みはありますか-
うーん。いっぱいあるから(笑)。例えば、古田土会計には親孝行月間という制度があります。毎年4月から5月の間、新入社員は初任給でお世話になった家族にプレゼントをしなくてはいけない約束になっています。なぜなら親孝行ができない人はお客さまにも尽くすことができないというのがその理由です。地方にご家族がいらっしゃる場合は、会社が往復の交通費をもっています。
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