古田土会計グループの
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社長さん、社員さん、数字に強くなるともっと儲かります。もっとお金が残ります。(中小企業の福利厚生は定年延長で)

私はP/Lは見るもの、B/Sは読むものと本に書いたり、お客様に説明してきました。
しかし、P/Lは見るものと定義すると、当月や決算が黒字なのか赤字なのか、その原因は何なのかの分析にとどまったり、
売上不足だからもっと売上を上げろとか、具体的な数字を示さないままで具体的な対策は打てていません。

私はセミナーや勉強会で「今の経常利益を倍にするためにはあといくらの売上が必要ですか」と聞くと、答えられない人が多く、答えてくれた人も「売上を倍にすることです」という答えです。
ましてや一般の社員に聞くと、ほとんどの人が「売上は倍です」と答えると思います。

多くの会社で利益計画、販売計画を立て、目標を設定していますが、ほとんどの人が売上と粗利益(限界利益)と経常利益の関係がわかっていないために、目標の数字が絵に描いた餅になっていないでしょうか。

すなわち、目標の売上、粗利益を達成しないと例えばいくら不足すると経常利益がいくら減少するかわかっていないから、目標を達成しようとする意欲が低いのではないでしょうか。

具体的には、売上高3億円で粗利益1.5億円で経常利益15百万円の会社が利益を倍にするには、売上高は3億円ではなく、10分の1の30百万円です
10%売上(Q)を増やすことは挑戦可能です。
社員が数字を理解することによって、目標達成の確率は高くなります

次に売上高6億円で粗利益1.5億円で経常利益15百万円の会社で利益を倍にするためには、売上(Q)は60百万円ですが、粗利益率を25%から27.5%にアップすると、売上が現状のままでも利益は倍になります。
P/Lが読めるようになると会社はもっと儲かります。
古田土式月次決算書でわかります

 

中小企業の福利厚生は定年延長で

 

B/Sが読めないために、倒産した会社や財務体質の悪い会社、借金の返済で苦しんでいる会社がいっぱいあります。
社長さん、幹部の方に自己資本比率は何%ですかと質問して、すぐに何%ですと答えてくれる会社はそんなに多くはありません。
多くの社長、幹部が売上が上がると利益が出て、お金が残るものだと勘違いしています。
実際は売上が増えるとお金が足りなくなり、売上が減少するとお金は増えるものです

よくコンサルトで売上が減ってもお金が数倍増える方法という宣伝をしていて、すごいノウハウのように言っていますが、もともと手許の資金が少なければすぐ数倍になります。

財務体質が弱く、資金の少ない中小企業が急成長を目標にすると、お金がすぐ不足します。
黒字倒産ということになります。
売上が増加する場合には、まずお金を先に用意することです
お金が用意できない場合には、売上を増加させてはいけません。

商品を仕入れ、払ってから、売上が計上され、数ヶ月後に入金があるわけです。
ましてや手形で回収するような取引はいくら儲かっても危険です。

社長がB/Sを読めないためにB/Sの左側に余分な資産がいっぱいあります。
そしてB/Sの右側には余分な借入金がいっぱいあります。
余分な借入金のために余分な利息を毎年々たくさん払っています。
B/Sを改善して預金をしっかり持ちましょう。


今迄の経営は税金を払わない経営者でもやってこられました。
しかし、これから10年先を考えると、老後は年金だけでは20百万円不足するといわれるように、退職金を大企業みたいに払えない中小企業は社員の老後を守れないのではないでしょうか。

社員と家族を守るためには、退職金は少なくても、定年を65歳から70歳にしたり70歳を超えてもパートで働くことができる会社にしたら、社員は安心して会社で働き、会社のために頑張ってくれるのではないでしょうか。

人は世の中から、又会社から必要とされているから生きる価値があると思います。

そのために会社でお金をしっかり貯めるのです。
社員の未来のためにですから、社員は絶対協力してくれます。

私達は全社員が幸せになるために働いています。

 

古田圡 満