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経営計画は方針が第一。数字のみの経営計画は「仏作って魂入れず」

私たちが中小企業経営者に指導している「経営計画書」は、ビジョン作りから入っていきます。以前もご紹介いたしましたが、ビジョンとスローガンを取り違えている経営者は少なくありません。「3年後の売上を〇△円にする」は、ビジョンではないのです。

そんな経営計画書ですが、大切なことは「方針」です。しかし、多くの企業経営者は目標数字のみ記入し続けていくやり方に終始しています。

そうした場合、私たちは「経営計画書は販売計画、利益計画を立てるだけでは意味はありません」と申し上げるのです。

著名な経営コンサルタントの一倉定氏は、『一倉定の社長学 経営計画・資金運用』(日本経営合理化協会出版局)にて、以下のようにお話されています。

「数字目標は仏であって魂ではない。仏を作っても魂を入れないのであれば生命を持たない。経営方針が経営計画の魂なのである。社長は自らの経営理念に基づく、わが社の未来像をどのように実現していくか、という基本的な行動指針が方針書で、経営計画が本物か偽ものかは社長自らが筆を執った方針であるかどうかで決まる」(一部、当社改訂)

この至言を古田土流で説明すれば、「経営方針書はノリトハサミ」というフレーズに帰着します。それは、「先ず、モデルとなる経営計画書を模倣して、自社で行なっていること、参考になりそうなことをハサミで切り、それをノリ付けする」ことを意味し、そして、その中身を自分の言葉で書く。これで完成です。

少し、長くなりましたが、大切なことは、経営計画書は自分で勉強して作るのではなく、いいものを模倣すれば良い、ということです。それを実践していくうちに少しずつ改良され自分で作る経営計画書が完成されていくのです。

当社では、経営計画書作成を目的とした合宿も開催しています。興味、関心をお持ちの方は、是非、お問い合わせください。

古田土会計グループでは、経営者のお悩み別に無料セミナーを行っています。