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kitanaiji 汚い字シリーズ

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仕事の原点は親孝行にあり

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人に喜ばれることは、自分の喜びである

 

古田土会計では新入社員は初めての給与でご両親にプレゼントし、お礼の挨拶をすることを強制しています。

交通費は会社が支給し、親孝行したことを証明するため、プレゼントしている姿を写真に撮って会社に提出させています。

お礼の挨拶は、「これは会社からの業務命令です」と親に言い、両親の前に正座して
「22年間、育てて頂きありがとうございます。
社会人になって初めて給与を頂くことができました。
ささやかながら、親孝行の形として、お父さんには○○を、お母さんには○○をプレゼントさせていただきます。
今後とも親孝行を続けてまいりますので、どうぞ宜しくお願いします。」
口上まで教え、会社で練習もします。

直接親に話すことが大切なのです。
それによって両親の心を知り、人に感謝すること、人に喜ばれることが自分にとって最大の幸せであることを知ります。

ここで大事なことは、
①親孝行レポートを書かせ、この時の気持ちを文章で表現させること
②親のために一生懸命考え行動した結果、親が自分が思った以上に喜んでくれてその喜んでくれた姿を見て、自分もうれしかったり、感動したことを確認すること、すなわち、人様に喜ばれることが、実は自分の喜びであることを気づかせてあげること
です。

仕事の原点は親孝行にあります。
社長や上司、先輩が仕事は、生活のためや家族のためだけにあるのではなく、どうしたらもっとお客様に喜ばれるか、感謝されるか、一生懸命考え、提案すること、これは親へのプレゼントを考えることと同じであること、この結果、親に喜ばれて、自分もうれしくなり、感動したのと同様に、お客様にも喜ばれ、感謝され、仕事がだんだん面白くなり、いつのまにか成長していると教えることです。

新入社員の感想文を紹介します。

「謝辞の手順にのっとって親孝行をしたところ、母は涙ぐんで聞いてくれました。
その姿を見て私も少し涙ぐんでしまいました。
両親は『こんな風に親孝行しなさい、といってくれる会社に入れてよかったね』と言っておりました。
私も本当にそう思います。
『22年間、育ててくれてありがとう』という言葉を設けて下さりありがとうございます。
両親に喜んでもらえたことは、とても嬉しいことでした。
人に喜んでもらえる経験をたくさんするために働けることに幸せを感じます。

 

社員教育は、社員が幸せになれる人間性の教育

 

某大手銀行員に何のために働くのか質問しました。

30代の男子社員は「家族のため」と言い、若い女子社員は「生活のため」と答えました。

私はこの会社は、会社のための教育はするが、社員が幸せになるための人間教育はしていないと思いました。

会社が社員を大切にしないと社員は自分のためだけに働きます。
社員教育で大事なのは会社が儲けるための教育ではなく、社員が幸せになる人間性教育であると確信しております。

そのために社員に愛社精神を持ってもらうことが必要です。
愛社精神はその人の資質ではなく、教育により養われます。

社員が自分のためだけに働くから、会社のため、仲間のため、お客様のために、また会社の経営理念を実現するために、働くことが自分の幸せになるということを社員に教え、気づかせることが教育です。

もし社員が

「私の働く目的は、会社の経営理念にほれ込んだからです。
私の夢は、社長と一緒にこの経営理念を実現することです。」

とお客様の前や、社員の前で堂々と言い実践している社員が多い会社が社員教育のしっかりしている会社ではないでしょうか。

古田圡 満