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kitanaiji 汚い字シリーズ

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誕生日には何故ケーキでお祝いするのか

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人は習慣によって物を買い、行動する

 

2月3日の節分の日には豆撒きをしていますが、この頃、恵方巻を食べるようになりました。
お客様の奴寿司さんが1月中に担当の辻野を通して注文をとってくれます。

2月14日はバレンタインディーです。義理チョコを今年も何個か頂きます。

恵方巻もチョコレートも何故買うのでしょうか。
業者が仕掛けているのですが、我々消費者が買う習慣になっているからなのです。

疑問を持たずに買われる商品は売れます。
しかし、業者は売れるので儲かるのですが、その日だけ忙しく社員に過大な負担を強いることになります。
母の日のカーネーションも同じです。

ところが、誕生日には家族でケーキに蝋燭を灯してお祝いをします。
誕生日はバラバラですから毎日ケーキが売れます。
予約をとれば顧客リストが作成できます。
クリスマスイブだけの商品ではありません。

「誕生日にケーキでお祝いをしましょう」と日本で最初に始めたのは不二屋さんだそうです。
誕生日ビジネスは毎日商品が売れ、顧客リストが作れるうえに、新たな市場を創造できます。

私は自分の誕生日に親孝行する「親孝行の日」を日本中に広められないかと思っています。
例えばお母さんに「生んでくれてありがとう」というメッセージをつけてバラの花を贈るとかです。

人は習慣によって物を買ったり、行動するものです。
お客様に何故うちの商品を買わなければならないかを教えてあげ、お客様に繰り返し買って頂けると、お客様は買う習慣になり、そこの商品以外買わなくなれば熱心な固定客になり、宣伝もしてくれ、儲かります。

 

よい社風を作るのはよい習慣

 

習慣によって、人の行動や考え方、モチベーションは変わりますから、よい社風を作るのはよい習慣を身につければよいわけです。

古田土会計の経営計画書の表紙の裏に幸せの樹(良樹細根)というのがあります。
相田みつをさんの「花を支える枝、枝を支える幹、幹を支える根、根はみえねんだなぁ」という書を参考にして木と枝と根を図にしました。

根には、親孝行、環境整備、読書、笑顔、礼儀、挨拶と書きました。
家庭でも会社でもこれらのことに本気で取り組めば立派な人間に育つのではないでしょうか。

古田土会計ではこれらのことを毎日繰り返して習慣にして「よい社風」にしようと努力しています。
大きく立派に育つ樹は、沢山の根っこによって支えられ、よい土壌になっています。
美しい花を咲かせ、おいしい果実をつけるのも根っこと土壌次第です。

 

経営のコツはよい習慣をコツコツと身につけること

 

多くの会社でお客様満足、社員満足が大事だと言っています。
お客様満足も社員満足も花であり、果実です。

しかし、根っこや土壌が売上の拡大や利益の追求を目的とし、その手段として、社員の給料や人事制度等の動機づけであったら、お客様も社員も大切にする経営をしているとは言えないと思います。
社員もお客様も幸せになるとは思えません。

私達中小企業は、大企業に比べて人・物・金、全て不足しています。
しかし、全産業のうち製造業は10%です。90%はサービス業です。
物と金はなくても人がいればいくらでもよい商品の企画や販売ができます。

働いてくれている社員の根っこや土壌が習慣化され、会社の理念・ビジョンにほれこみ、お客様に喜んでもらいたい、感謝してもらいたい、ありがとうと言ってもらいたいという気持ちで仕事をすれば絶対にお客様は与えてくれます。

経営のコツはよい習慣をコツコツと身につけることです。

その一番目は挨拶と掃除の習慣です。
特に挨拶は自分と相手と周りまで元気にします。

よい習慣を身につけると、人間性が変わり、人生まで変わります。

古田圡 満