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kitanaiji 汚い字シリーズ

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未来像

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社員が夢と希望の持てる未来像を示す

 

12月は師走とも言いますのであっという間に走り過ぎます。
今年1年の思い出は各人各様でしょうが来年は必ずやってきます。

個人でも会社経営でも大事なことは未来像を描くことにあると確信しています。

個人は何歳頃に結婚し、子供が何人、30代で家を購入するとか、10年先、20年先を考えてお金を貯めたり、計画を練っています。
だから人生に夢があり、未来に希望が持て、愛する妻と家族のために頑張れるのです。

会社で明確な未来像を描き経営している会社はどのくらいあるでしょうか。

個人が生きる目的は幸せになるためです。
人様まで幸せにできたら最幸の人生でしょう。

会社の目的は、社員を幸せにすることだと定義して、社員が夢と希望の持てる未来像を示すのが社長ではないでしょうか。

 

未来像を示し実現する道具としての経営計画書

 

未来像を示し、実現するための道具が経営計画書です。

古田土会計は12月決算なので私は、11月の土、日はほとんど経営計画書作りに専念します。
特に私が力を入れて書くのは、基本方針と商品・サービスに関する方針です。

会社が成長し続けられるか、時代の流れの中で衰退していくかは、会社の方向性を示す基本方針と商品・サービスが時代の変化に対応できるかにかかっているからです。

私は常にどうしたらもっとお客様に喜ばれる新商品、新サービスはないか考え続けています。
古田土会計が創業以来32年間増収を続け、赤字は1度もなく、高収益型事業構造で自己資本比率90%を維持しているのも、毎年々経営計画書を作り、商品・サービスを開発し、改良し続けてきたからです。

人材も育ちつつあります。
来年は私と専務の他に3人の役員が誕生します。
営業・生産・管理の3人の責任者です。
その下に3人~5人の部長が新たに就任します。

 

社員の未来の像と事業の未来像を描く経営計画書の作り方

 

未来像には、社員の未来の像と事業の未来像があります。

優先順位は、社員の未来像を実現するために事業の未来像を描きます。
社員の未来像を実現するための道具としての経営計画書の作り方を書きます。

経営計画には、短期利益計画、中期事業計画、長期事業構想の3つがあります。

短期利益計画は、数字が中心、利益計画(月別)商品別・得意先別販売計画により毎月計画と実績をチェックします。
何故計画を立てなければならないのか、それは経営者が立案した戦略や戦術が正しかったのか誤っていたのかをチェックできるのは数字しかないからです。
絶対短期利益計画は作成しなければなりません。
経営とは、チェックすることです。

中期事業計画は、数字による5年分の年間計画と方針を書きます。
この数字は毎年書き換えられます。
計画の内容は事業計画、利益計画、要員計画、設備計画、資本金、生産性が5年間数字で示されています。
そして計画ごとの方針を文章として書きます。
例えば基本方針では、「10%以上成長しない。ただし毎年成長する、急成長ではなく、安定成長を目指す。」事業、
計画方針では、「会計事業は高収益商品で掛け算の商品なので深掘りする。」等です。

長期事業構想は数字はほとんどなく、未来像のみ。
1.基本方針は、社員の幸せ。お客様の幸せ。社会貢献の順です。
2.尊徳の経営
3.社員と家族が幸せになる経営について方針が書いてあります。

経営において大切なことは、未来に希望があると思うことです。

まず思うこと、そして思ったことをイメージしてデザインする。
それを数字にして日付を入れる。
今は赤字で資金繰りに苦しくても社長が未来を語らなかったら、社員は会社に夢や希望を持てません。
来年は絶対よくなる。
よくしてみせると語り、実行し、結果を出しましょう。

明日は今日より必ずよくなります。
そう思うことが大事です。

古田圡 満