あなたの会社に元気と未来を届けます!

CLOSE

kitanaiji 汚い字シリーズ

アーカイブを選択してください

銀座の社員と下町の社員お金が残るのはどっちだ

PDF版はこちら

 

お金が残る人、残らない人

 

下町のクリーニング店のおやじさんから聞いた話です。
高級マンションに品物を届けたら「食卓のおかずが少ないのにびっくりした」と言っていました。

私は学生時代に江東区大島の夫婦2人でやっている工場の2階のアパートに下宿していました。
そこの娘さんの家庭教師を頼まれて夕食をごちそうになったのですが、おかずの品数の多さと豪華さにびっくりしました。

年俸700万円でもランチ1000円でコーヒーも飲み、マンションを購入し、住宅ローンを返済していたらお金は残らないのではないでしょうか。
一方下町の工場に勤め、自宅から通い、弁当を持参し、スーツも着なく夜も飲みに行かなく、家族で食事をしている人はたとえ年俸が400万円でもお金は残ります。

お金は稼ぐより、使わないほうが一般的に残ります。
「金持ち父さん貧乏父さん」という本がいまでも売れていますが金持ち父さんのように、不動産を買った人は、お金が回らなくなって、借金父さんになっているはずです。

日本は土地が高いので借入金が多くなります。
家賃収入は土地ではなく、建物から入るものです。
土地は借地で自分で建物を建て賃貸すればお金は回ります。

 

中小企業がみるべき古田土会計の賞与の実態調査

 

毎年11月から12月の初めに日本経済新聞等で賞与の実態調査が発表されます。

過去何回か書きましたが、マスコミの報道はアンケート調査です。
アンケートとは都合の悪い会社は答えず、自信のある会社のみ答えるものです。

上場企業と日本を代表する有力企業3,700件社位に送り、毎回500社から600社の回答です。
ですからマスコミで公表されるのは、超優良企業の平均賞与です。
しかも平均勤続年数12年~16年、平均年齢38~41才です。

私達中小企業で新卒で入社して定年で退職した人のいる企業はほとんどありません。
創業40年以上が必要だからです。
平均勤続年数は大企業の半分6年位ではないでしょうか。

大企業は冬の賞与は70万円以上ですが、中小企業は「古田土会計賞与実態調査」にあるように夏の賞与は毎年40%以上の会社が賞与を出していません。
今年の夏は720社のうち289社が賞与なし。
支払われた431社、平均社員数28名の平均は248,383円です。

私達の調査はアンケートではありません。
年末調整をしている会社の集計結果です。客観的な事実です。
卸売、建設など11種に分類してあります。
業種ごとに見て頂き、社員に説明して下さい。

多くの社員はマスコミの情報しか入ってきません。
それを見て世間一般の額だと誤って理解しています。

中小企業にとって正しい情報は古田土会計の賞与実態調査です。
中小企業で入社6年位で25万円以上の賞与をもらっている人は世間相場以上の額です。
自信を持って下さい。
また社員に感謝してほしいと思っています。

古田土会計では社員の給与はお客様から頂くもの、賞与は社長から頂くものと定義しています。
世の中に給与を払えない会社はありませんが、賞与の払えない会社は冬は30%以上あります。

私は少しでも多くの賞与を払える社長になる努力をしています。
どの社長も私と同じ気持ちだと思います。

 

経営計画書で利益を出し、お金を蓄積する

 

個人も企業もお金を貯めるのは備えるためです。
将来や災害、事故、火災等に備えないと会社はつぶれて個人は破産してしまいます。
「中小企業とおできは大きくなるとつぶれる」と言われています。

会社が目指すべきは、売上ではなく利益です。
利益とは、全社員の創造性の総和です。

トップのみが頭を使うのではなく、全社員が頭を使えば掛算で利益は出ます。

経営のコツは、利益を出してお金で蓄積すること。
その道具が経営計画書です。

古田土会計の経営計画発表会が平成26年1月10日に行われます。
「百聞は一見に如かず」見に来て下さい。
そして「百見は一体験に如かず」です。
自社で経営計画書を作り、発表会をやって下さい。

古田圡 満