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kitanaiji 汚い字シリーズ

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損得の経営より尊徳の経営

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「持たない経営」「急成長しない経営」を心がけた30年

 

新年あけましてお目出とうございます。
私は去年の9月で60歳になりました。
私は勝手に黄金の60代と言って、これからが人生で一番充実するのではないかと思っています。

 

今年の1月11日より31年目に入ります。
30年間の経営で多くの人の縁が出来ました。
1,750社のお客様。今年の新入社員を入れると140人の社員になります。

開業以来「持たない経営」「急成長しない経営」を心がけて来ましたので不動産バブルには縁はなく、お客様に不動産購入・株式投資を勧めたことは一度もなく、変額保険は解約を勧めましたが、勧誘は一度もしていません。

儲かるアドバイスより損をしないアドバイスしてきました。
儲けるのは本業のみで、投機は一切しない、勧めないという方針を貫いてきました。

ですから大きく成長はしませんでしたが安定成長はでき、開業以来30年間連続増収でこられました。
無借金で自己資本比率は90%を超え、内部蓄積もそれなりに確保しました。

人財も吉田専務の他に3人の若い取締役が成長しています。
リーダー・サブリーダーも頑張ってくれています。
ただし残業時間やサービスの質等の課題も山積しています。

 

これからの経営の軸を「業績」から「幸せ」へ

 

これからの経営を「業績」という軸から「幸せ」という軸に変えて行きます。

儲かるか儲からないか、拡大するかしないかという「損得の経営」ではなく、人様に喜ばれるか、感謝されるか、世のため、人のためになるかという「尊徳の経営」をしていきます。

まず「社員の幸せのために」高給与と時短の実現。

2015年には全社員がPM8:00で帰宅する会社にします。
社員の数を増やします。
新卒の大幅増員(10人以上)、補助者の中途採用(正社員)障碍者の雇用(3人目)に取り組みます。
雇用を創出することにより社会に貢献していきます。

「お客様のために」を増やしていきます。

古田土会計では中小企業の経営者と社員のために賞与の実態調査をして年2回、5月と11月に報告していますが、この他に中小企業(社員10人~100人位)の給与、役員報酬、離職率、黒字割合等を規模別に出して、マスコミが大企業のみの情報しか出さないので、この情報で中小企業の実態を正しく伝えていき、経営者に自信と感謝を、社員の方々に安心と感謝をお届けしていきます。

当然ですが、これらの情報からお金は頂きません。
お客様以外にも提供していきます。
これらの仕事は期限がないので障碍者の方にやってもらうつもりです。

 

社員が一番幸せを感じられる会社、一番お客様に喜ばれる会社へ

 

経営で一番大事なのは、人財です。

お金は一番ではありませんが、2番以下でもないような気がします。
人財とは社長のことですが、社長が社員のモチベーションを高くしている会社がよい会社です。
「社員のモチベーションは人事制度や給与制度はほとんどモチベーションに影響を与えない。結論はリーダーの人格。」
という研究結果が法政大学の坂本先生より報告されています。

社長が社員より尊敬され、「うちの会社の社長は立派だ」と世間から言われるようになることが大事ではないでしょうか。

私も含めて世の多くの社長は社員から今は尊敬されてはいないと思います。
しかし尊敬されようと努力を続けていくことはできます。

そのうしろ姿を見て社員は社長を尊敬するようになり、社員のモチベーションが高まり、経営理念が浸透し業績がよくなり、社員への分配が多くなり、内部蓄積もでき、社員が安心して希望を持って働ける会社になるのではないでしょうか。

古田土会計は日本で一番の会計事務所になります。
一番とは、社員が一番幸せを感じられる会社、一番お客様に喜ばれる会社ということです。

決して一番大きくなるとか、一番儲けるということではありません。
生産性だの利益率だのという賢い会計事務所にはなりません。

只、社員が幸せを感じられ、お客様に喜ばれ、感謝される商品とサービスを提供する馬鹿のような会計事務所を目指します。

本年もよろしくお願いします。

古田圡 満