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kitanaiji 汚い字シリーズ

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スピードが命

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早く決断し、行動に移した人が評価を受ける

 

まず東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福と被災地の一日も早い復興を深く祈念申し上げます。

私がこれから書くことは私の考え方でありますから必ずしも全ての人に賛同して頂けるとは思っていません。ご容赦下さい。

3月11日の大震災後の行動についてです。

大リーガーのイチロー選手が1億円、ダルビッシュ投手が5,000万円、ユニクロの柳井社長が10億円と震災のニュースの間にテレビで義援金の額が放送されていました。
飲食店での一般の人達の会話でもダルビッシュは離婚したけど男をあげた等々賞賛の声多数です。
あとのスポーツ選手や経済人はそれ程記憶に残っておりません。
あとはプロゴルファーの石川選手が他の人達と違う形で巨額(?)の義援金を出しそうなので注目を集めました。

すなわち早く決断し、行動に移した人が世の注目を集め、評価を受けているわけです。
様子を見て世間並みの義援金を出した有名人はその位出して当然だと世間から思われているわけです。

スピードが命という言葉は仕事でよく使われるのですが、今回の大震災でも当てはまったのではないでしょうか。

 

若い経営者達の決断と行動の早さ

 

古田土会計では、3月14日に私が決断し、社員に説明し、500万円を3月16日に日本赤十字に振込みました。
社員にも義援金を募り、98万円も集まりました。一番出した人は22万5千円でした。

お客様の行動も速かったです。

(有)てっぺんの大嶋社長は3月21日から現地に入り救援活動されたそうです。
またセキネエンタープライズの関根社長、正建プラニングの鈴木社長と共に救援物資を募り、運送業であるセキネエンタープライズ様が物資を運びました。
私達は燃料代を出さして頂くことにしました。

ウインローダーの高嶋社長より救援物資の要請がありました。
全社員に声かけをして、翌日には大きな段ボール2つ程のタオルとカイロ等、またお客様にもお願いをしてガスコンロ、ガスボンベ、ロウソクを譲ってもらいました。
二川屋商店様、銚子燃料様、東洋工業様より多く品物を提供して頂きました。
しかし、お金は受け取ってもらえず好意に甘えました。
ありがとうございます。
事務所からはパンデミックに備えて備蓄しておいたほぼ100万円分のマスクとパンアキモト様のパンの缶詰を提供しました。

とにかく若い経営者達の決断と行動の早さには感心しました。スピード感があります。

そして仙台支店の社員は全員無事でしたが、食料不足とガスボンベ等不足と聞いたので、パンの缶詰150缶、ガスボンベ等を送りました。
回りの人達にも1人でも多くの人々に配るように吉田専務が指示していました。
特にパンの缶詰は本当においしく助かったと報告を受けました。

その他にもうちのお客様や中小企業経営者、社員の方々がいても立ってもいられず現地でボランティア活動をしておられます。
本当に行動力があって正義感が強く尊敬できる人々がいっぱいいます。感動と感謝です。

 

今、動くべき時

 

私達はもっともっと働き経済を少しでも活性化させ、1円でも多くの義援金を出すべきであると思います。

困っている人達のために何かをしたいと思うのは人情です。
経営者が中心となって救援活動している姿は社員に伝わり、尊敬され、会社の団結力を高め、社員のモチベーションも高めます。

今、動くべきです。スピードが大事です。
国民が一致団結して、復興して日本人のすばらしさを世界の人々にアピールしようではありませんか。

 

古田圡 満