お父さんの働く姿
「人は何のために働いているのか」という問いへの答え
8月3日に東京都市大学付属中学校の3年生10名がキャリア・スタディ「企業研修」として当事務所に来ました。
8時20分より駅前清掃。8時45分より朝礼を体験してもらい、10時より私が90分ほど子供達に話をしました。
私が子供達に最初にした質問は「皆さんのお父さんは何のために働いているの？」です。
彼らの答えは、10人全員が「食うため」と答えました。
1人も「お父さんは家族のために働いてくれている」とは言ってくれませんでした。
私のそれからの話は
まず人は何のために働いているのか、自分のため、食うためだけでなく、家族のため、会社と仲間のため、そして社会に役に立つ人間になるために働きを通して人として成長するために働いていること。
古田土会計は「日本中の中小企業を元気にする」というビジョンのために働いているから社員が元気で明るく、楽しそうに働いていること。
また挨拶は相手を元気にするためのものだから、手を握りプラスの言葉を言い合うこと、何故席を立ったら椅子を机につけるか
等を説明しました。
子供達には感想文を書いてもらいました。その感想文がすばらしいのです。
10人全員が素直でここまで理解してくれたのかと感動しました。
社員全員に読んでもらいましたが、社員の感想も中学生でもちゃんと説明するとここまでわかるのかと感心していました。
ある学生の一部を抜すいします。
「相手に喜んでもらえるため、元気になってもらうために細かくやり方が統一されていて、全てから笑顔や情熱が感じられ、今の世の中から見れば変なんだろうけど、必要なんだと思った。」
働いているお父さんに感謝の言葉を
次に8月6日に第一回ファミリーデイを行ないました。
子供達とお母さん方に来て頂き、お父さんお母さんと一緒に朝礼、駅前清掃に参加してもらい、その後、仕事をしてもらいました。
お父さんの机や椅子に座ってもらい、コピー、シュレッダー等の仕事をしてもらいました。
そして、子供達に給料を渡しました。
給料袋には全員の名前が印刷され、1,000円が入っています。
古田土会計では給料も賞与も現金で支給しています。
私が社員一人一人のところへ行って感謝の言葉を言って手渡しします。
お母さん方に集まってもらいお話をしました。
「どうか給料袋を受け取るときには子供の目の前で受け取って、子供に「今月もお父さんが家族のために一生懸命働いてくれたから家族が生活できるのよ」と言って下さい」とお願いしました。
お母さん方の感想文もみんなすばらしかったので一部抜すいすると、
「主人がお仕事に誇りを持って前向きに頑張っている姿を見ながら、一体どんな所でお勤めしているのかな・・・いつか子どもにその姿を見せてあげたいと思っておりましたので、実際に拝見することができ、大変感激しました。」
「お父さんが会社に行くと言ったら、子供はたいこやお父さんのイス、お弁当を食べたお部屋等色々な物を思い浮かべるのではないかと思います。」
私は会社が子供達にもっと働いているお父さん、お母さんの尊さを伝え、お母さんが子供に働いているお父さんに感謝の言葉を言えば子供は素直で感性がよいので、志の高い、未来へ希望の持てる生き方ができるのではないかと思っています。
古田圡 満
