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kitanaiji 汚い字シリーズ

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経営方針書が会社を変える

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本来異常なものが正常のように思われている世の中

 

1月15日に経営計画発表会を行いました。
社員とお客様の総合計670名の参加者です。過去最高に盛り上がり感動しました。

社員がこの一年間で大きく成長したのが実感できました。
経常利益目標2億円に対して、2億1百万円と久々に利益目標も達成しました。

基調講演はイエローハットの鍵山秀三郎相談役にお願いしました。
鍵山相談役のお話の中で私が一番勉強になったのは異常と正常の話です。
すなわちトイレ掃除をする前とした後ではどちらが正常なのかという話です。

世の中では本来異常なものが正常のように思われていることが多いのはないでしょうか。

掃除をする時に自分の会社の中だけをするのかそれとも会社の外もできるだけ広い範囲を掃除するのか、
古田土会計ではパートさんを含めて全社員に経理を毎月公開しています。
社員は数字を読めるので自分達が一生懸命働いた結果を早く知りたいと思っているのではないかと考えているからです。

働く意味も自分のためだけに働くのではなく、お客様に喜ばれるため、人様のお役にたつ人間になるために働くのだと繰り返し話をしています。

私達がやっていることは異常ではなく、私達が正常なのだと確信しました。
未来を担う子供達のためにも大人が正しい姿を見せていくことが大事ではないでしょうか。

 

社員の協力を得られない経営計画は「絵に描いた餅」

 

今年の経営計画の重点は経営方針書を一社でも多くの中小企業に作ってもらうお手伝いをすることです。

会社は経営方針書により社長が変わり、社員が変わり、会社が変わると確信しているからです。
数値のみの経営計画では「仏作って魂入れず」です。

経営計画は経営方針書があってこそ生き物となります。

多くの会社は数値のみの経営計画しか作りません。
数値のみでは社員は何のために目標売上目標利益を達成しなければならないのかわかりません。
社長の個人財産を増やすために我々はきついノルマに挑戦するのかと思う社員もいると思います。

数値目標を達成しなければならない理由を経営方針書に書かなければなりません。
社員の協力を得られない経営計画は「絵に描いた餅」です。役に立ちません。

 

社員に希望の持てる未来を書き、語る大切さ

 

経営者は経営方針書で社員との価値観を共有する経営理念を掲げ、お客様に社員が誇りを持って言える経営ビジョンを作ります。

経営方針書には、長期事業構想で会社の進むべき未来像を書きます。
社長の夢、会社のなりたい未来を文書と数字で表現します。

この時に大切なことは、社長は会社の夢ばかりではなく、未来の社員の処遇をも書くことです。
社員に希望の持てる未来を書き、語ることです。

社長が自分の夢だけを語っていたのでは、社員は社長は自分達のことを何も考えていないと思ってしまい経営方針の実行に協力してくれないからです。

経営方針書には環境整備をはじめ、リーダーのあるべき姿が書かれます。
この方針を一番熱心に実行するのが社長でなければ、うしろ姿を見せなければ、社員はやりません。
社長が実践することにより社長が変わります。

次に役員、リーダーが変わり、やがて社員も変わり、会社自体が生き生きとした会社に変わります。

古田土会計は私達社員が見本となり、教える会計事務所ではなく、見せる会計事務所として、日本中の中小企業を元気にします。
同業者で経営方針書を指導、実践しているところはほとんどないのでオンリーワンを目指していきます。

 

古田圡 満