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kitanaiji 汚い字シリーズ

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心をこめる

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お客様満足=社員満足

 

古田土会計は昭和58年1月11日に開業しました。
江東区北砂の印刷会社の机一つを借りて、家賃3万円、顧問料3万円からスタートしました。

今年で25年目になるものですから、節目として記念の行事を行なうことにしました。

毎年社員旅行に行っていますが、今年は中止して、25周年感謝のパーティを行うことにしました。
一般的には、お客様のおかげで会社が存続できるものですからお客様に感謝の心を伝えるためお客様中心のパーティにするのですが、今回は一切連絡することなく、社内のみで行ないました。

よくCS(顧客満足)とかES(社員満足)とか言われますが、自転車に例えると前輪がESで後輪がCSではないかと思っております。

会社はお客様第一主義を経営方針にかかげ一生懸命ペダルをこぎますが、後輪と同じ大きさの前輪があってこそバランスがとれて目的地へ到着することができます。
お客様満足=社員満足です。

そこで25周年パーティは社員満足を高めることにしました。
招待客は、お客様ではなく、社員の家族、ご両親、つれあい、子供です。
総数230人、子供はこのうち40人も来てくれました。

 

仕事は家族の協力があってこそ

 

仕事は家族の協力があってこそできます。まず感謝すべきは家族です。

会計事務所の仕事は物を造ったり、売ったりしているものではないので仕事の内容を家族に伝えにくいため、社員のアイデアで当事務所が大切にしている掃除、挨拶、朝礼をビデオに撮って上映しました。
元気に働いているお父さん、お母さん、つれあい、子供さんの姿が生き生きと映し出されて感動と笑いがありました。

子供さん達には全員ゲームに参加してもらい、全員に土産品が用意されていました。
後半には、社員全員が出席して頂いた家族全員に花束と感謝の手紙を渡しました。私も妻と3人の子供に心をこめた感謝の手紙を渡しました。

最後には、専務と私には内緒で家族からのビデオでのメッセージが送られていました。
わざわざ家まで行って撮ってくれたようです。感動です。

 

心のこもった行動をするということ

 

9月1日に山崎文栄堂様の経営計画発表会があり、最後に社員が社長に内緒で創業時の写真や昔の山崎文栄堂の様子が何枚かの写真に映し出され、さらに社員が創業者のお墓参りに行ったときのシーンが写し出されたときには山崎社長が呆然として立っていられたのが印象に強く残っています。

社員が社長に喜んでもらおうと内緒でこのような心のこもった演出をしました。
これからの会社と社員の関係もこのようにありたいと思っています。

最後に心のこもった話を一つします。

私の父が去年の末に亡くなったときのことです。
240通を超える弔電をいただきました。

弔電の内容は形にはまったものが多かったのですが、愛和食品㈱の早川会長の弔電の内容は特別に心に響く内容でした。
私は今まで型通りの弔電しか打ってなかったことに気づかされました。

その後私達は心のこもった弔電を打つことを心がけています。
お客様から喜ばれています。
これをマネされると弔電一つでお世話になっている人との絆がより深まるのではないでしょうか。

 

古田圡 満