あなたの会社に元気と未来を届けます!

CLOSE

kitanaiji 汚い字シリーズ

アーカイブを選択してください

採用

PDF版はこちら / 参考資料1 / 参考資料2

 

大企業の高額納税や大口寄付は、本当の社会貢献といえるのか

 

私達の会社には、正社員、パンジーさんあわせて90名おります。
今年中には95名になります。
毎年10名以上増員して、2020年には、300名になります。
今年の経営計画発表会で全社員に宣言しました。

大企業は利益が出ていても、「会社は株主のもの」なので株主価値を高くするため給料の高い社員から退職させ、人件費を下げ、過去最高の利益を出しているところもあります。
大企業が高額の納税をしたり、大口の寄付等の社会貢献をいくらしても、リストラや仕入先、下請会社の犠牲による利益では、本当の社会貢献をしているとは言えないのではないでしょうか。

本当の社会貢献とは、社員を守り、会社の従業員を増やすことだと思っています。

1人の社員を雇用すると、その家族まで生活でき、多くの消費が生まれ、幸せな人が増えます。
解雇は逆に、多くの人を不幸にします。

 

中小企業経営者の、経営に対する責任感と使命感

 

会社はの数は、約280万社ともいわれています。
そのうち10人未満が82%、30人未満までで95%、100人未満の会社は、99.4%位だそうです。
労働者の80%位は、大企業、公務員以外の中小企業に勤めています。

我々中小企業は、黒字では、リストラにより社員を解雇することはありえません。
中小企業経営者の多くが「会社は株主のものではなく、全従業員のもの」であるという意識でいるからです。
経営に対する責任感と使命感は中小企業経営者のほうが高いのではないかと私は思っています。

古田土会計では、毎年全社員の約10%が辞めます。
この10%は私は妥当な数字だと思っています。

会社が成長すればするほど社員の退職者は増えていきます。
お客様の会社をみても高成長、高利益の会社でも退職率は高いです。
社員は会社というものを誤解して入って来て、理解して辞めていくのではないかと思ってしまいます。
毎年10人以上増やすためには、退職者を計算すると、20名近く採用しなければなりません。

 

社員を増やすことによる社会貢献

 

今年より、採用費は、粗利益額の1%と決めました。
年間約7.5百万円です。
平成18年4月入社の新卒の採用も200万円の予算で会社説明会を2月に開き、5名に内定を出しました。

問題は中途採用です。
リクナビ、エン・ジャパンは、1回50万~60万円かけていますが採用したい人材は、1人いるかいないかです。
面接すると覇気が感じられない、就職しようとする強い意思が感じられない、何故、面接という短い時間に自分をアピールできないのでしょうか。

また、私達は、面接で挨拶、清掃、トイレ清掃、駅前清掃のことを話し、価値観が共有できるかを見ます。
仕事が遅くまでかかり、5時退社がきつい旨も説明します。
ますます入社希望者は少なくなります。

私は社員を増やすことによって、社会貢献をしたいと思っています。
その社員に人間性を高める教育をして、立派な日本人に育ってもらい日本で一番お客様から感謝される数の多い会計事務所になることが夢です。

 

古田圡 満