私達の夢は、日本で一番お客様から感謝される数の多い会計事務所になることです。
働いている人にプライドを持ってもらうため
1. 夢という言葉で思い出すのは、ジャスダックに上場したセントラルサービスシステムの創業者である故野口卓社長のことです。
野口社長は51歳という若さで亡くなりましたが、何故上場するのかという話で、「働いている人にプライドを持ってもらうため」と話されていました。
セントラルさんの仕事は皿洗いの請負い業です。
現場で働いてくれている人達にプライドを持ってもらうためネーミングしました。
彼らのことを「スチワード」と名付けました。
イギリスの貴族がパーティを開くときに、そのパーティを取りしきる責任者のことを言うそうです。
見事なネーミングと経営者の社員に対する想いやりが感じられます。
2. 6月号で「何者か」というタイトルで書かせて頂きましたが、私の趣旨は働いてくれる人達が自分の仕事にプライドを持てるネーミングを会社、個人が考えてみてはどうかということです。
静岡の「たこ満」さんは名刺に「わたしの信条」を書いています。
店長の杉山弥生さんは、「明るく笑顔で前向きに」と書いてありました。
いよいよ古田土会計も7月から新しい名刺になります。
新しい自分にチャレンジします。
経営計画書は理念を徹底する最高の動具
3. 私は、よく経営計画書に夢とか希望をいう字を書きましたが、夢がなにかはっきり書きませんでした。
「私達の夢は、日本一で一番お客様から感謝される数の多い会計事務所になることです。」
そのためには、社員の数が多くないとこの夢は実現しません。
ですからこれからも社員は増やし続けます。
そしてその社員の質が高くないとお客様から、「あなたと知り会えてよかったありがとう」とは言われません。
人間性が高くないと人から感謝されません。
会社の目指す価値と個人の価値観の共有なくしては不可能であると思います。
このベクトルを合わせるものが経営理念です。
経営理念を全社員が共有し、徹底することによって、人間性の高い社員が育つのではないでしょうか。
経営計画書は理念を徹底する最高の動具であり、教科書です。
こんなすばらしい動具を使わないのはもったいないことです。
小山道夫さんからの手紙
4. 7月分では、小山道夫さんからの手紙を添付します。
小山さんは、ベトナムのフエ市でストリートチルドレンを集めて子供の家を作り、10年以上もボランティア活動している立派な日本人です。
しかしボランティア活動をしている人の生活や老後の保障は何もありません。
小山さんからの手紙を全社員が読み、私達古田土会計の全社員は、小山さんの生活と老後の保障のために毎月寄付をさせて頂くことにしました。
私は社員に出来るだけ多くの寄付をしてもらいたいと思っています。
喜捨をすれば、寄付をした本人が幸せになるからです。
大きな欲を持って人生を生きてほしい。
大きな器の人間になってほしい。
そのためには、損得のないお金をどれだけ人様に使えるかではでしょうか。
小山さんの手紙を紹介するか迷いましたが、こういう現実を知ってもらいたくのせました。
古田圡 満