あなたの会社に元気と未来を届けます!

CLOSE

kitanaiji 汚い字シリーズ

アーカイブを選択してください

会社経営の目的は

PDF版はこちら / 参考資料

 

古田土会計で実践するお客様に対する姿勢

 

1月11日に第23期経営計画発表会を行いました。
お客様、社員で合計350名の方々に出席して頂きました。
去年より50名多く、直近に申し込まれた方はお断りせざるを得ませんでした。

基調講演で鍵山秀三郎「一日一話」の編集者の亀井民治氏のお話を聞き、清掃の意味を学びました。
そのご縁で鍵山相談役にお礼の手紙を差し上げたところ、わざわざお手紙をいただきました。
手紙の中で当社のお客様に対する姿勢が素晴らしいとほめていただき、当社の経営方針と日頃の清掃活動によるものと鍵山相談役が確信していると書いてくださりました。
大変光栄です。

亀井さんのご縁でPHP研究所総括部長櫛原様が事務所に来られました。

当社は、お客様が見えられたなら、全員で立って挨拶しております。
何故立つかというと、座ったまま挨拶したのでは、お客様に「わざわざ来ていただいて有り難い」という気持ちが伝わらないからです。
そのために腰より高いものは置かないようにしています。

櫛原さんは多くの優良企業を訪問してきたが全員立って挨拶してくれたのは2度目だと話されました。
私達は当然のごとくやっていることがすばらしいことだとほめて頂き、かえって恐縮しました。

 

会社経営の目的とは何か

 

会社経営の目的は、利益を極大化することでしょうか、大企業がリストラをしたり、仕入額をカットすると発表すると株価があがり、経営者の経営手腕が高いように報道されています。
これは正しいのでしょうか、リストラされた社員、強制的に売値を下げられた取引先は大変な思いをしていると思います。

私は利益は目的ではなくコストと考えます。
社員を守るためのコストであり、事業を存続するためのコストです。

内部蓄積の少ない会社は不況、事故、天災等によって簡単につぶれてしまいます。
社員を守るために利益を出し、それを現金で蓄積することが必要です。

では人件費はコストでしょうか。
人件費はコストではありません。会社の目的です。

「人が幸せになるために会社があります」と経営理念にかいてあります。
多くの人を採用し、多くの人と共に働くことが目的です。

そのために社員の働きに応じた適正な給料を払えることは経営者の歓びであり、責任であると思っています。

 

会社が人を大事にすると、会社が人から大事にされる

 

しかし、ただ人件費を多くするのではなく、少しでも高い給料を払いながら、労働分配率を下げる工夫努力が必要です。
全社員が創造性を発揮して付加価値を高める仕事をすることです。

創造性は忍耐によって身に付きます。
基本は環境整備だと思います。

挨拶、礼儀、整理・整頓、清掃、清潔、躾、作法ですがこれを徹底させるのには、多くの忍耐と時間が必要です。
しかし会社は人が育つと他の企業には真似できない差別化がなされ、人を感動させてくれます。

会社が人を大事にすると、会社が人から大事にされ、共に成長できるのではないかと信じています。

今は、まだまだ社員満足度は低いと思いますが、将来必ず社員の幸せ、お客様満足、社会貢献の出来る立派な会社にします。

 

古田圡 満