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kitanaiji 汚い字シリーズ

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感謝する日

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社員にとっての給料日とは

 

私達の会社で感謝する日は、給料日と賞与日です。

社員の給料は誰からいただくのかと定義すると、それはお客様です。
お客様がいて私達の商品・サービスを買って頂いてくれるから全社員は給料がもらえるわけです。

ですから、社員はお客様に感謝し、お客様に喜ばれる仕事をしなければなりません。

お客様は無理、難題を言われるかもしれません。
しかし、あなたの給料は、その対価としてお客様からいただいているものです。

社員の給料日は、お客様に感謝する日です。

 

そして給料は、結婚して、奥さん、お子さんのいる家庭は、直接奥さんに手渡して下さい。

奥さんは給料をご主人より受け取るときに頭を下げて「ごくろうさま」と言って受け取ります。
その姿を子供たちに見せて下さい。

子供達は、お父さんが働いてくれるから、自分達が生活できることを理解します。
給与振込で、ご主人が奥さんにお願いしてお金をもらっている姿を見る子供は、「お父さんよりお母さんのほうが偉い」と思い、親の言うことを聞かなくなります。

給料日は家族が感謝する日です。

 

社長にとっての給料日とは

 

社長にとって給料日はどういう日でしょうか。

多くの中小企業は資金繰りが苦しいのが現実です。
税務署の発表でも約7割の会社が赤字です。
赤字であるなら、給料も経費もまともに払えるはずはありません。

しかし、そのなかでもきちんと支払われているのが給料です。
社長の給料は社員が経営者の方針に基いて働いてくれるから頂けるものだと考えたらどうでしょうか。
経営は一人ではできません。
社員が働いてくれるから経営者は給料がもらえる。

社長にとって給料日は社員に感謝する日です。

この感謝の心を表現するために、私達の会社では所長が、所長がいないときは部長(NO.2)が直接社員の机のところへ行って「1ヶ月ごくろうさまでした」と言って直接手渡しします。

深々と頭を下げることによって、感謝の気持ちもわいてきます。
また、やる気と責任感と充実感でいっぱいになります。

 

賞与が支払われるのはけっしてあたりまえのことではない

 

賞与は中小企業全体でみると、約4割は支払われていないと思います。
支払われているところでもほとんどは、月給の1ヶ月分位ではないかと思います。

毎年この時期に新聞に発表される夏期賞与の額は、上場企業の有力企業1,000社位の情報です。
有力企業とは、上場会社の中でも大きい会社という意味です。それも勤続年数が12年~14年、平均年齢36才~40才です。
我々中小企業とは、勤続年数、年令の平均が違いますから、比較にはなりません。

しかしこんなこともしっかり教えないと社員は勘違いします。
賞与が支払われていることはけっしてあたりまえのことではありません。

経営者の経営のやり方、方針が正しかったから、賞与が頂けることを全社員は自覚しなければなりません。

賞与日は社員が経営者に感謝する日です。

 

古田圡 満