あなたの会社に元気と未来を届けます!

CLOSE

kitanaiji 汚い字シリーズ

アーカイブを選択してください

まず利益計画と販売計画から

PDF版はこちら

 

目標を数字として形にし、対外的に発表する重要性

 

カルロス・ゴーンさんの記事を読んで下さい。
数字による経営の重要性を再認識します。

彼は「数字を立てることによって曖昧ではない具体的な行動に移ることができる。数字はコミットメント(必要目標)です」と言って実践し、結果を出しているのはみなさん御存知のとおりです。

これはゴーンさんだから出来たことではなく、経営計画を作っている会社の何割かは毎年計画以上の結果を出し、なかには急成長している会社もあります。
私はこの一ヶ月間で5社の経営計画発表会に出席しましたが、5社とも毎年発表会をやっており、このうち4社は1億円以上の経常利益を目標としております。

5社に共通しているのは、自社だけでやっているのではなく、銀行の支店長も来賓として参加してもらっていることです。
その他に経営者仲間や私達会計事務所も所員共々参加して、応援させていただいております。

ゴーンさんは最後に「社内外に必ずや達成すると明言した。私達の必修目標なのですから。」と言っています。
日産自動車は上場企業ですので、新聞、マスコミ等に取りあげられますから、世間も注目し、言ったことと結果のチェックがなされます。

しかし、我々中小企業は誰も注目してくれません。
人間はもともと弱いものです。
自分で目標をたててもほとんど途中で挫折します。
私は何度体重を78㎏以下に落とす挑戦をしたことか。

決意したことを形にして外に発表してしまうとやらざるを得なくなります。
特に銀行の支店長に来てもらうと。
嘘をつくとお金を借りられなくなりますので本気で実行しますから、とてもよいことなのです。

 

中小企業がまず着手するべき目標計画とは

 

では我々中小企業は何から始めればよいかと言うと、利益計画からなのです。

達成目標で一番は経常利益です。
会社は基本的には経常利益さえ達成すれば売上他の目標はどうでもよいのです。
利益は、全社員の創造性の総和です。
正々堂々とした商売で正しく儲けるべきものです。

利益計画は、経常利益から逆算します。
具体的には、当事務所の所員に説明させていただきますが、目標となる売上高が計算されます。
この過程で会社の内容が詳しくわかります。
現場も見なくてはわかりませんし、幹部、社員の意見も聞かなくては作れません。
社長が一番勉強するわけです。

自社の実体がわかると未来が見えてきます。
古田土会計の利益計画書は本当に簡単にわかりやすく作られます。

私達の想いは、一社でも多くの会社に利益計画を作ってもらい、社長が夢と未来像をたえず社員に語り、社外の人にも言い、社員に夢と希望をもって働いてもらいたいのです。
それが潜在意識を固定し、夢の実現への信念になります。

次に社員にとっては利益計画より、販売計画の方が大事です。
社員一人一人が自分の数字を計画することによって実績との比較が可能となります。
目標がいかないとくやしいと思ってくれれば、その差は手の届く範囲内なので自分で工夫し、努力して結果を出せます。

まずは是非ともやってみて下さい。
何事でも行動した人しか結果を出してはいません。
過去と他人は変えられませんが、未来と自分はいくらでも変えられます。

 

古田圡 満