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kitanaiji 汚い字シリーズ

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6月分コメント

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夢を言葉と数字にしたものが未来像

 

前月には経営理念について書かせていただきました。
私共が毎月提供させていただいている月次決算書の裏には、事業の構図があります。左上です。

経営者は、片手にロマン、片手に算盤という考えから、経営理念の大切さと数字に強くなることが大事だと思っています。
左の図の話をさせていただくと、経営理念を実現するためには経営者に未来への夢がなければならないと思います。
夢を言葉と数字にしたものが未来像だと思います。
そこには、社員の処遇も書かれています。
今は苦しくても未来に対して、夢や希望が持てれば人間は頑張れると思います。

 

戦略と戦術の違いについて

 

次に戦略と戦術について書きます。

戦略は方向性です。
これを考えるのはトップです。これが一番苦しくて大変です。

経営者は現場で仕事をしているほうが楽です。
しかし現場で仕事ばかりしていて戦略が誤っていると人の倍働いても利益は出ないと思います。

逆に人の半分しか働かなくても戦略が正しいと利益は出ます。

従って、正しい戦略で人の3倍働くと、絶対利益は出せます。
3倍というのは、人の倍(16時間)働き、人一倍頭を使います。考え続けることです。

事業構想をいかにしたら利益が出せる体質の会社になるか。
現場で働いているより、つらく疲れます。
しかしこのことから経営者は逃げてはいけないと思います。

戦術とはやり方です。
全社員一人一人が頭と体を使って考えるべきものです。戦略に従って戦術が考えられます。

あくまでも戦術の上に戦略があります。
戦術が正しく実行されているかどうかはチェックしなければなりません。

そのために目標があります。
目標はチェックするものですから、表か数字で表わします。

例えば、売上、粗利益、経常利益とかいうものです。
従って戦術と目標は一体となって運用されます。

 

中小企業が日本の雇用を守る

 

経営者にとって一番大事なものは戦略です。
トップが先頭に立って頑張って下さい。

トップダウンの経営が正しいと思います。
経営のプロが必要です。

大企業の社長はサラリーマンの期間が長すぎるために責任を取る決断が出来なくなっています。
ダスキン、雪印がいい例です。
40年間社員をやった人間に経営者になってリスクを背負う判断は無理なのではないでしょうか。

我々中小企業は違います。社員と会社を守るために働いています。
小なりといえども志は高いです。
何よりも責任を負うという覚悟で経営をしています。

もっともっとプライドを持ちましょう。
日本経済は我々中小企業が頑張らないとダメになります。

大企業の論理では人は幸せになりません。
中小企業が日本の雇用を守りましょう。

たとえ小さくとも誇りを持って働ける会社にしましょう。

 

古田圡 満