『良樹細根』(月次決算書と経営計画書は一体でのみ唯一無二の商品です)
経営計画書は「人づくりの道具」である
古田土会計の経営計画書の表紙の裏には、良樹細根(大きく立派に育つ樹は、根っこによって支えられています。美しい花を咲かせ、おいしい果実をつけるのも根っこ次第です。)という言葉があります。
経営計画書は利益追求の道具ではなく、「人づくりの道具」であるからです。
(1)良い土壌は良い習慣によって作られる(良い習慣の実践は、朝礼、親孝行、環境整備、礼儀・挨拶、笑顔、感謝、読書)
(2)良い土壌により、正しいものの見方・考え方という良い根が育つ。
(3)良い根が育てば、人間性という樹がしっかり育つ。
(4)良い樹が育てば①社員満足②お客様満足③社会貢献を実現できる。つまり、個人、会社、お客様、会社を取り巻くすべての人々を幸せにするという美しい花が咲く。
(5)そして、良い社風という果実が実る花や果実は利益ではありません。目的は「人づくり」であり、会社を取り巻くすべての人々を幸せにするためであり、良い社風を創るためです。
「利他の心」で商品を開発し、提供する
私達は利益の追求よりも社員の人間的成長を願っています。
良樹細根こそが私達の目指す経営です。
私のきたない字シリーズ令和5年9月号で、古田土会計の月次決算書は古田圡が開発した唯一無二の商品であると書きましたが、正しく説明しないと、お客様にはお金の儲け方とお金の残し方の道具としてのみ理解され、税理士先生コンサルタントの方々には、顧客拡大の道具として利用されかねないからです。
私が月次決算書を商品化したのは、中小企業の社長幹部、社員は数字に弱いという実感があったので、中小企業に少しでもよくなってもらいたい、もっと儲けてお金を残して社員の給与、賞与を多く払える会社になってもらいたいという強い想いから作りました。
月次決算書を毎年改良し続けて今の形があります。
なので月次決算書、社長の成績表は初めから一切お金を頂いておりません。
お客様によくなってもらいたい、喜んでもらいたいという「利他の心」で商品を開発し、提供しています。
この商品を開発したのは、「日本中の中小企業を元気にし、その社員と家族を幸せにする」という志すなわち、世のため、人のため、社会の役に立つという使命感からです。
また、使命感とともに(1)社員の幸せを追求し、人間性を高める(2)お客様に喜ばれ感謝されることによって、社員と家族が幸せになる「人づくりの道具」として経営計画書があります。
経営の目的は、社員とその家族を幸せにすること
日経トップリーダー1月号にネッツトヨタ南国の横田英毅相談役の言葉に「多くの人は成長という言葉を、規模拡大と同じものだと考えている。売上高、社員数、利益というのは単なる規模拡大です。成長ではありません。成長というのは、そこでは働いている社員の人間的成長、心の成長です。経営理念がどの程度浸透しているかということです。」があります。
使命感、経営理念に基づいて商品が開発され、世のため、人のため、社会に役立つためにマーケッティングをして市場に広めます。
私達古田土会計の「人を大切にする経営計画書」は今年は私も参加して作りました。
今迄の反省をふまえて基本方針で足らなかった点を加筆しました。
経営の目的は、社員とその家族を幸せにすること。
目的のために会社は持続的に成長していかなければなりません。
そのために目標とする売上高、利益が必要になります。
会社の成長はその手段なのです。
目的と手段をはき違えないでもらいたいと思っています。
私は、お客様や税理士の先生方に古田土会計の経営計画書の想いである使命感、経営理念を理解していただいて、道具としての月次決算書を使ってもらいたいと強く願っています。
月次決算書と経営計画書は一体となって活用することによってのみ唯一無二の商品となります。
月次決算書のみでは単なる道具です。私は道具としての月次決算書の活用を望んでいません。
私の想いをご理解していただけることを願うばかりです。
古田圡 満