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朝礼とは何か?朝礼の必要性と社内を活性化させるための秘訣

朝礼とは何か?朝礼の必要性と社内を活性化させるための秘訣

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「皆さんの会社では、朝礼を実施していますでしょうか?」
「行っている場合、朝礼の目的や役割は明確になっていますでしょうか?」
「継続しているけど、マンネリ化しており、もっと活気のある朝礼にしたいと感じていないでしょうか?」

 我々は、創業から41期となりますが、30年以上に渡って朝礼を実施して、これまで延べ5,000人以上の方が見学に来て下さっています。さらには、メディア(めざましテレビ、たけしのニッポンのミカタ、ワールドビジネスサテライト等)にも取り上げていただきました。

 

 

朝礼を通じて、社員が育ち、社風が良くなった結果、経済産業省の「おもてなし経営企業30選」に選出していただいたり、会計業界の中では「社風の良い会社」として注目を浴びています。同業者の方も数多く見学に来ていただいております。

 30年以上の歴史の中で、社員の増加に伴い朝礼の形を変えていったり、コロナでテレワークを導入するタイミングで大幅に見直したり、時代の変化に合せて柔軟に見直してきました。

 今回は、これまでの経験を通じて、朝礼の役割やメリット、活力のある朝礼にするためのポイントなどをお伝えします。

 我々が実際に取り組んでいる朝礼も紹介させていただきますが「ここまでやるの?」と驚かれる内容もあるかと思います。

 本記事を通じて、朝礼の効果や目的を再確認していただき、会社や社員の皆さんにとってプラスになる朝礼にしていただくキッカケにしていただければ嬉しいです。

 

 

1. 朝礼の目的

1.1 朝礼は「訓練」の場

 我々は、朝礼は良い習慣を身につけるための「訓練の場」として定義しています。

 一般的には、情報共有や業務連絡が目的になっているケースが多いかもしれませんが、トレーニングの場として位置づけています。

 例えば「元気に目を見て挨拶をする」。これは、頭では良いと理解していてもすぐにできないケースがありますが、「毎日」やることで習慣化していきます。常に意識して取り組むことで、ようやく自分のものになっていきます。

 社員一人一人が「よい習慣」を身につけることで全社員の人間性が高まっていきます。会社の社風というのは、そこで働く人たちによってつくられるものですから、朝礼を通じて社員のモチベーションが上がり、会社が活気づいていきます。

1.2 何を訓練できるのか

 では、朝礼において、どんな良い習慣が身についていくのか?
 
 我々は、朝礼を通じて、下記のようなことを訓練しています。
 

  1. 経営理念、ビジョンの浸透
  2. 挨拶
  3. 笑顔
  4. 話す
  5. 話を整理する
  6. 聞く(うなづき、熱血拍手、返事)
  7. 話の聞き方(心構え)
  8. プラス思考(プラスの言葉や感謝)
  9. 時間を守る
  10. 積極性
  11. 準備する

  朝礼を通じて、毎日実施することで、上記のようなことを習慣化することができ、組織全体の協力と一体感が生まれます。ここで身につく基本的な挨拶や笑顔、効果的なコミュニケーションスキル、時間管理、積極性、準備などは、職場のあらゆるシチュエーションでの基礎力となっていきますので、会社の底力になります。

2. 朝礼の効果・メリット

 朝礼は「訓練の場」とお伝えしましたが、それ以外にも、朝礼にはいくつものメリットがあり、組織の成長において効果を期待することができます。
 これまで30年以上、朝礼を実施してきた中で、効果として実感しているものをお伝えします。

 

 2.1  モチベーション・やる気アップ

 朝礼において共有される経営理念やビジョンは、仕事への意欲やモチベーションを高めます。一人一人が会社の目標や方針を理解し、それを達成するためにどのように行動すべきかを考えるキッカケになります。
 
 モチベーションというのは、自然と湧き起ってくる人は限られていますが、「行動」を通じて、やる気のスイッチを入れることができます。朝礼を通じて、ポジティブな行動や言動を繰り返すことで、モチベーションにつながっていきます。

 2.2 活性化

 活発な現場の醸成は、職場全体のエネルギーを高め、創造性や革新性を刺激します。朝礼での積極的なコミュニケーションやディスカッションは、新しいアイディアや提案を生み出し、それが組織の競争力の向上につながります。活性化した職場環境は、従業員の仕事への取り組み方にも良い影響を与え、仕事の効率や成果に寄与します。

 会社やお店に入った瞬間に、「ここは活気があるな」と感じるケースと「元気がないな」と感じるケースがあるかと思います。朝礼を徹底している会社は、間違いなく活気溢れる雰囲気になります。 

2.3 社内のコミュニケーションが円滑になる

 朝礼を通じて従業員同士が互いをより深く知り、理解し合うことができます。これは、組織内のコミュニケーションの障壁を取り除き、協力し合う文化を醸成します。
 朝礼での相互の交流やフィードバックは、チームワークを強化し、チームで動くプロジェクトの成功に貢献していきます。

 また、円滑なコミュニケーションは、職場の雰囲気を明るくし、従業員の満足度や結束力を高めることができます。

 2.4 ベクトルを合わせる(意識統一)

 朝礼では、組織の方向性や目標、価値観を明確に共有できます。従業員全員が共通の目標に向かって努力することで、組織全体のベクトルが一致し、結束力が生まれます。
 我々は、経営理念の唱和や経営方針に関するアウトプットを繰り返していますので、自然と方向性が合っていきます。

 この意識の統一は、お客様やパートナーとの関係構築においても重要で、同じような価値観を持ったパートナシップを築くことができます。

 2.5 コミュニケーション能力向上

 朝礼を通じて、話す、聞く、理解する、といった基本的なコミュニケーションスキルを訓練することができます。これにより、従業員間の相互理解が深まり、効果的なコミュニケーションが可能になります。

 定期的な会話の練習は、従業員の自信を高め、お客様とのやり取りやプレゼンテーションにもポジティブに影響します。どんな仕事においてもコミュニケーションは必須能力です。

 2.6 重要事項の共有、伝達ができる

 朝礼は、重要な情報、例えば、お客様情報やクレームなどの共有に最適な場です。迅速かつ効果的に情報を共有し、伝達することで、組織内の透明性が確保され、問題が迅速かつ効果的に解決できます。この情報共有は、顧客満足度の向上や、組織のリスク管理にも重要な役割を果たします。

 これらの効果やメリットを通じて、朝礼は単に一日の始まりを迎える時間以上の価値を持っています。朝礼は、組織文化の形成、従業員の成長、組織全体の生産性の向上を促進し、組織の持続可能な成功へと導く重要な要素となります。

3. 朝礼のデメリット

 朝礼は組織や従業員に多くのメリットをもたらす一方で、実施に当たってはいくつかのデメリットや注意点が存在します。

 3.1 一定の時間を要する

 朝礼は、全員が集まり、情報を共有し、話をするための時間が必要となります。この時間は、生産活動や他の作業から割かれるため、効率的な時間管理と調整が求められます。朝礼の効果が十分に発揮されないと、単に時間を費やすだけで、組織の生産性に悪影響を及ぼす可能性があります。

 我々は、以前は朝の勉強会がある日も朝礼を実施しており、朝礼が終わるのが10時近くなっていることもあり、その時は業務時間も減り、朝礼に対して消極的な意見も出ていました。現在は、下記のように曜日ごとにメリハリをつけており、勉強会がある日は朝礼を無くしています。

  • 月曜日・・・理念勉強会(朝礼無し)
  • 火曜日・・・朝礼
  • 水曜日・・・理念の浸透朝礼
  • 木曜日・・・勉強会(朝礼無し)
  • 金曜日・・・朝礼

 3.2 マンネリ化しやすい

 朝礼がルーチン化し、毎日同様の内容や形式で行われると、マンネリ化しやすくなります。このマンネリ化は、従業員の興味や関心を失わせ、参加者のモチベーションを低下させる可能性があります。嫌々参加しても効果を発揮しません。

 マンネリ化を避けるためには、定期的に内容や形式を見直し、新しい要素やトピックを取り入れることが重要です。

 3.3 やり方を間違えると、社員のモチベーションが下がる

 朝礼の進行方法や内容に問題があると、朝礼が社員の意欲を削いでしまいかねません。

例えば、下記のようなことがよくあるケースです。 

  • 社長や上司が一方的に話し続ける
  • 雰囲気が暗い
  • 開始時間や終了時間がルーズ
  • メールなどでも十分な連絡事項が多く時間がもったいない

 こういった状態だと、朝礼の必要性が問われ、社員の不満が生じる可能性があります。適切な進行と内容の選定が重要となります。

 

 朝礼は組織にプラスとなりますが、デメリットや注意点も無視できません。朝礼の運営においては、これらのポイントに留意し、継続的な改善を行うことで、朝礼の真の価値を組織にもたらすことができます。

4. 朝礼を成功させるための8つのポイント

 朝礼は組織や社員の成長に間違いなくプラスになりますが、やり方を間違えると、参加者が「やらされ感」になってしまいます。
 30年以上、継続してきて、実体験から生み出した朝礼が成功するポイントをお伝えします。

4.1 良いことは強制するという考え方

 良いことは強制するという考え方が必要です。最初から進んで朝礼を行おうとする人は少数かもしれませんが、継続していくうちに効果を実感できれば、朝礼に対して前向きになります。
 我々は、毎年、4月に新卒社員が入ってきますが、3ヶ月くらい経過すると、笑顔・うなづき・話す力などが身につき、若いのにしっかりしてますねと、周りから好評価をいただくことが多いです。こうして変化を実感できると、本人達もより真剣に取り組むことができます。コミュニケーション能力の基礎ができると、仕事のみならず、人生においてもプラスになっていきます。

 4.2 なぜ朝礼をするのかを全員が理解する

 朝礼の目的と重要性を全員が理解することが、成功の鍵となります。『とりあえずやなさい』ではなく、『何のためにやるのか?』を共有することで、積極的かつ意識的に参加できます。
 
 我々の朝礼では、毎回、朝礼の最初に目的を確認しています。下記が朝礼マニュアルの一部抜粋です。

朝礼マニュアル

全体テーマ:朝礼は訓練の場。1つの所作、1回の参加を大切に!

朝の挨拶 両隣の方と向き合って、テレワークの方は画面に向かって「二ーッ」と言って下さい。

これから古田土会計が「日本中の中小企業を元気にし、その社員と家族を幸せにする」ための朝礼を始めます。

皆さんおはようございます!

朝礼全体テーマの確認 朝礼は訓練の場です。1つの所作、1回の参加を大切にして下さい。
志の唱和

 4.3 飽きないように内容を定期的に変更する

定期的に内容や形式を変更し、飽きさせない工夫が必要です。新しいトピックや活動を取り入れることで、参加者の興味や関心を保ち、モチベーションを高めることができます。
具体的には、下記に取り組んでいます。

  • 3分間スピーチの内容は毎月変更
  • 曜日によって朝礼の内容を変更
  • 朝礼に参加するグループを2ヵ月ごとにシャッフルしてメンバーを変える
  • 朝礼プロジェクトが朝礼そのもの内容を半年に1回は見直し

4.4 司会者、スピーチ当番は持ち回り

 司会やスピーチの担当者を持ち回りにすることで、全員が朝礼の主体となり、参加意識や当事者意識を高めることができます。これにより、朝礼が一層活気づき、より効果的となります。
 
 例えば、司会者を経験すると、聞き手の反応(笑顔、うなづきなど)によって、話しやすさが全然違うことを実感できます。そうすると、聞く立場の時に、司会者が話しやすいように聞こうという意識が生まれます。

4.5 講評を必ず入れて、ランダムに選出

 朝礼において講評を必ず行い、ランダムに講評者を選出することで、聞き手に緊張感を与え、一層の集中を促します。

 ポイントは、最初から講評する人が決まっておらず、誰が当たるか分からないことです。これによって、全員が真剣に聞き、かつ、どんな講評をしたら司会者にとってプラスになるかを考えて、整理して話す訓練になります。

 4.6 聞き手の訓練、プラスの空気感

 聞き手としての資質を育て、プラスの空気感を形成することも重要です。積極的な聞き手が増えることで、司会者が話しやすくなり、朝礼の中でのコミュニケーションが向上し、全体の雰囲気が良くなります。

 具体的には、笑顔・うなづき・拍手が大きな要素となります。拍手は、熱血拍手と定義して、下記のようなポイントで拍手を実践しています。
   

       

  • 目的:相手の方に喜んでいただくために拍手
  • ポイント
    • 手は顔の目の前(一般的には、胸あたりが多い)
    • 動き大きく見えるように、耳の幅よりも広く
      (一般的には動きが小さい)
    • 手が熱くなるくらいのスピードで熱血に
    • 笑顔で行う

4.7 採用時に「朝礼」について伝える

 採用面接の段階で、朝礼の内容や意義、進行方法などを初めから伝えることで、スムーズに組織に馴染み、朝礼に積極的に参加できるようになります。

 昔は、面接時には伝えていなかったので、入社後に、朝礼に参加して、こんなことをやるとは聞いていないと言って、すぐに退職していった方もいました。その反省を踏まえて、採用面接にて話をして、必要があれば内定前に朝礼見学にも来ていただきます。

 4.8 一方通行ではなく双方向になる仕掛け

 朝礼が一方通行のコミュニケーションでなく、双方向の対話となる仕掛けを作ることで、全員が参加しやすくなります。デメリットで書きましたが、社長や上司だけが一方的に話している場合は、あまりうまくいきません。

 アクティブな意見交換やディスカッションが生まれることで、朝礼は更に有意義で効果的なものとなります。

 我々は、定期的にテーマを決めて、少人数グループに別れて全員が発言する場がありますが、他の方が考えることも大きな気づきになって、相互理解や成長につながっています。

 

  朝礼が成功するためには、これらのポイントを意識し、実践することが重要です。全員の協力と理解、そして継続的な努力によって、朝礼は組織にとって価値ある時間となり、組織全体の成長を促進していきます。

5. 5,000人以上が見学にいらした弊社の朝礼の実例

 これまで5000人以上の方が見学に来られ、メディアにも取り上げられている朝礼。具体的にどんな内容で、どのように進めているのか気になる方もいらっしゃるかと思います。そこで、現在進行形(2023年10月時点)で実施している朝礼の内容をご紹介させていただきます。

 

5.1 通常朝礼

 まずは通常朝礼として実施している内容の司会進行表をご紹介します。

順番 進行 台詞
1 朝の挨拶

両隣の方と向き合って、テレワークの方は画面に向かって「二ーッ」と言って下さい。

これから古田土会計が「日本中の中小企業を元気にし、その社員と家族を幸せにする」ための朝礼を始めます。

皆さんおはようございます!

2 朝礼テーマの確認

朝礼は訓練の場です。1つの所作、1回の参加を大切にして下さい。

3 経営理念の唱和 経営理念の唱和です。笑声、元気な声での唱和を意識して下さい。

「一つ、社員の幸せを追求し人間性を高める」

「一つ、お客様に喜ばれ感謝される」

4 本気のじゃんけん 「本気のじゃんけん」はプラスの言葉、表情、動作を訓練し、プラス

思考になるために行います。本気のじゃんけんは訓練なので、「本気」でやらなければ意味がありません。

 勝った人は「勝ったー!!」負けた人は「ありがとう!!」と言います。

 皆さん、本気の表情・動作で行って下さい。

5 10の行動指針の唱和 「全社員で取り組む10の行動指針」の唱和です。

こちらも笑声、元気な声での唱和を意識して下さい。

 1  志を高く持つ

 2  利他の心

 3  原理・原則を守る

 4  うそをつかない

 5  モノを大切にする

 6  約束を守る

 7  ありがとうの連発

 8  仕事を本気でする

 9  日々感謝の気持ちを持つ

 10   社員は公平で平等である

6 3分間スピーチ これから3分間スピーチを始めます。

今回のテーマは「               」です。

皆さん、笑顔とうなずきで聞いて下さい。

7 今月のMVPのテーマ 今月のMVPのテーマは「              」です。

皆さん、意識して行動して下さい。

8 司会者の講評 司会進行、スピーチについて良かった点、改善点の順番に講評して下さい。司会者へ講評したい方は挙手をお願いします。

*良かった点を先に伝えるのは、心のコップを上向きにした上で改善点を伝えた方が、素直に聞くことができるため。

9 ついてるコール 次回の司会者の掛け声で、ついてるコールを行います。

目的は笑顔の訓練で、朝礼の締めになります。

次回の司会者より、「はい!ついてます!!せーのっ!」という掛け声がかかったら

 ①手を肩幅に開き、右手から「ありがとうございます」」

 ②左手は「感謝します」

 ③グーのポーズで「ついてる」を4回します

 ④最後に両隣の方とエアーハイタッチをします。

次回の司会者は〇〇さんです。

 

 

5.2 3分間スピーチのテーマ 20選

 朝礼を実施する場合、どの会社でもスピーチを取り入れることが多いと思いますが、どんなテーマにするか悩まれる方もいらっしゃるかと思います。
 そこで、我々がこれまで取り扱ってきたテーマの一部をご紹介します。

6. 私たちが過去に実践してきた朝礼のネタ24選

 30年以上に渡って朝礼を続けてきていますが、これまで実践した内容を紹介させていただきます。会社の規模、朝礼の目的、会社の社風などによって、何が大事かは変わってきます。

 大切なのは、一度決めたことが惰性にならないように、定期的に目的を確認して、必要性が薄くなってきたら、内容を変えていくことです。

 これから紹介するのは、現在は実施していませんが、過去実践していた内容となります。

  • ①連絡事項の共有

 少人数の時は、連絡事項を発表していましたが、人数が増えてきた時点で廃止しました。メールやチャットツールの普及により、連絡事項はメール等で配信するように変更しました。

 

  • ②重要事項(業務ミス、クレーム等)の共有

 連絡事項はメールに置き換えても、ミスやクレームを朝礼時に共有することは有効です。メールだけだと温度感や事の重大性が伝わりませんので、口頭で伝えることに意味があります。

 

  • ③新規開拓の発表

 新規開拓が決まった場合は、翌日の朝礼で発表して、全社員の新規への意識を醸成していました。

 会社として新規開拓の目標がある場合は、新規開拓の進捗を朝礼で共有するのは有効です。

 

  • ④お客様の創立記念日の発表

 会社にとっての誕生は会社設立日です。経営者にとって、自分の誕生日と同様に、会社の創立記念日も大事な日です。

 創立記念日の共有をして、担当者はお客様にお祝いの連絡をしていました。

 

  • ⑤本日、経営計画発表会のお客様

 我々の商品の一つとして「経営計画書」の作成指導があります。経営計画書を作成して、経営計画発表会の開催を推奨しております。我々の商品が1社でも多く提供できることも願いながら、朝礼で、経営計画発表会を開催したお客様を発表して喜びを分かち合っていました。

 

  

  • ⑥社員の誕生日の発表

 朝礼当日に誕生日の社員を発表して、全社員でバースデーソングを歌い、本人にコメントをもらっていました。みんなで祝うことで一体感につながります。

 人数が増えてきたことに伴い、今は、全社チャットにて、誕生日の方を共有していますので、勤務時間中に「おめでとう」の声をかけ合ったり、サンクスカードを贈ったりしています。

 

  • ⑦社員の結婚記念日、ご家族の誕生日の発表

 我々は、会社の従業員は家族の一員であり、また、経営理念に「社員と家族を幸せにする」とあります。社員本人だけでなく、家族の誕生日なども発表して、拍手を送っていました。温かい雰囲気になるので、お勧めです。社員数100人くらいまでは実施していました。

 

  • ⑧笑顔の確認

 名札の裏に鏡が貼ってあり、朝礼のスタート時に、まずは鏡を見て笑顔の確認をしていました。鏡があることで、自分の表情をチェックできます。

 今は、形を変えて、両隣の方と笑顔の確認をしています。

 

 

  • ⑨笑顔の練習

 自然な笑顔を出すには、口角を上げたり、表情筋を鍛えていくことが大切ですが、笑顔になれる顔の運動やストレッチなどを実践している時期もありました。

 具体的には、

  ・ほっぺたを鍛えるトレーニング

  ・顔じゃんけん

  ・笑顔を作る発生練習

 

  • ⑩うなづきの練習

 朝礼で聞き手にとって訓練になるのは、「笑顔」と「うなづき」です。油断すると、うなづきを忘れてしまいがちなので、朝礼のスタート時に、リーダーの掛け声で「ウンウン」と声を出しながらうなずく練習をしていました。

 

  • ⑪話の聞き方が一番良かった方を司会者が発表 

 司会者から見て、笑顔やうなづきが良かった方を発表することで、参加者が聞き方を意識する効果があります。

 

  • ⑫ハッピー体操

 二人で向かい合い、手を交差させて組み、プラスの言葉でお互いを褒め合い、一日を気持ちよくスタートするためのものです。

 恥ずかしさはありますが、褒める・褒められることで明るい気持ちになれます。

 

  • ⑬朝礼カルテット

 役職者が、四隅に立って、朝礼参加者の態度や姿勢などをチェックして、最後に講評。

 できている方は褒めて、足りない方には名指しで注意していました。誰しも、自分はできていると思いがちなので、個別に指摘をされないと気づきません。

 時代の流れと共に、皆の前で指摘すると嫌がる方も多いので、別途伝えています。

 

  • ⑭態度姿勢の講評

うなずきや笑顔が良かった人・要改善の人を司会者が名指しで講評。
司会者は自分より目上の方へは改善事項は伝えづらいので、先に紹介した役職者による講評に変更しました。

朝礼の司会進行に対して、聞き手が講評します。今は手を上げて司会者が当てますが、名刺の束を置いておき、ランダムに引いて選出している時期もありました。我々は、各自がコンサルタント名を決めているので、コンサルタント名を読み上げることで、皆がどんなコンサルタント名かを知る機会にもなります。

  • ⑯職場の教養の輪読

 我々は経営計画書の内容を読み合わせしたり、深掘りしていますが、そういったものがなければ朝礼用の冊子を活用するのもひとつです。

 我々が活用していたのは職場の教養で、こちらは、社会人としての行動指針や仕事のコツ、心の持ち方など視野が広がる内容で、3分くらいで読めるボリュームになっています。

  • ⑰社長の予定

 スケジュールをアナログで管理していた時代は、社長の予定を発表していました。
 今はGoogle calendarで全員の予定が共有されているので、必要なくなりました。

  • ⑱本日の来客予定

 我々は、お客様が来社された際は、ウェルカムボードを書いて、全社員が立って挨拶をしてお出迎えします。そこで、本日、どんなお客様がいらっしゃるのかを共有していました。人数の増加に伴い、システムに移行して共有できるようにして、廃止しました。

  • ⑲印刷物やコピーの取り忘れ

 ペーパーレスを推進する前は、大量に紙を使っており、使わない資料を印刷してしまうなどの無駄も発生していました。無駄を減らすという注意喚起のために、取り忘れの資料を読み上げていました。今は、ペーパーレスとあわせて、自分のカードキーをタッチしないと印刷できない仕組みになり、解消しました。

  • ⑳掃除、勉強会の遅刻者

 信頼を築く上で、当たり前のことですが『時間を守る』ことを大切にしています。
 この考え方を徹底するために、勉強会などに遅れてきた方は発表していました。10年以上前にやめていますが、今は罰則などで動いてもらう時代でもないかと思います。

  • ㉑昨日の〇〇時以降の残業報告

 働き方改革を推進する際は、目標帰宅時間を決めていた時期がありました。その際は、目標時間をオーバーした方を共有して、緊張感を持って取り組んでいました。現在は、決められた時間になったら、パソコンがシャットダウンされて仕事ができない環境になっているので、必要なくなりました。

  • ㉒黙想

 一分間、目をつぶって「今日一日、明るく元気に仕事をしている自分をイメージ」するものです。イメージトレーニングはスポーツの世界などで有名ですが、仕事においても効果が期待できます。
 

  • ㉓挨拶の練習

 シンプルに挨拶の練習をします。サービス業であれば、取り入れている方も多いのではないでしょうか。
 「おはようございます」「いらっしゃいませ」「失礼します」「ありがとうございます」
 を分離礼をしながら、発声します。

 我々は、お客様相手だけでなく、社員同士の挨拶も大切にしており、その積み重ねが社風の良さにつながります。

 

  • ㉔業務ミス・クレームの報告

 業務ミスやクレームを起こした場合に、朝礼の場で発表して共有していました。目的は、本人を攻めることではなく、他の人でも起こりうることなので、共有することで、みんなで気をつけて良い仕事をしていくという主旨です。

 また、朝礼の場で発表することで、緊張感があり、ミスをしたことに対して申し訳ないという気持ちが強くなり、再発防止にもつながります。

 

 今は、業務ミス報告書を書いて、承認が完了すると、全社メールに配信して共有しています。

まとめ
 朝礼のメリット、成功させるためのポイント、具体的な実践例についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

 日本の会社においては、朝礼を実施している会社が多いと思いますが、一方で、必要性を感じていないという声も聞こえてきます。せっかく実施しているのに、もったいないことです。

 我々は、これまで30年以上、改善を積み重ねながら継続してきましたが、朝礼を通じて、良い社風創りや社員の成長を実現することができました。

 正しい考え方・やり方で実践すれば、間違いなく朝礼の効果は期待できますので、ぜひ、本記事を参考にしていただき、皆さんの会社の朝礼が活気づくことを願っております。

*定期的に、朝礼見学を実施していますので、気になる方はご連絡いただけましたら、対応させていただきます。

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