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kitanaiji 汚い字シリーズ

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親孝行を強制する

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親孝行の大切さが薄れゆく現在

 

昔から「親孝行は嘘でもしろ」と言われています。

しかし現在は親に対して言葉使いはぞんざい。友達言葉で話しをしています。
まして親孝行しようとは思わない若者達が多いと思います。
いや若者だけでなく、大人も親を大事にしておりません。
親孝行の大切さを親ばかりでなく、学校も教えておりません。

会社は業績をあげるための技術教育のみで人間性を高めるための倫理、道徳の教育をしません。
自分中心の人間ばかりになってきました。

 

古田土会計で実践される「親孝行月間」

 

古田土会計では毎年4月21日~5月20日を「親孝行月間」とし、全社員で実践しています。

新入社員は初めての給料でプレゼントし、お礼の挨拶をします。
交通費は全額会社が支給します。
「親孝行実践レポート」を6月1日から6月15日までに提出させます。

全社員に親孝行を強制までしてやらせるのは、
「社会人、仕事の原点は親孝行にあり、自分の両親に感謝する心、気持ちがあってこそお客様に感謝する気持ちが持てる」
と東日本ハウスの中村会長より教えて頂きました。

両親への謝辞の手順をつくり、練習をして親孝行させます。
①「これは会社からの業務命令です」と親に言い、お互いに正座して向き合う。
②「今まで22年間、育てて頂きありがとうございます」とお礼を述べてお辞儀をする。
③「社会人になって初めて給与を頂くことができました」
④「ささやかながら、親孝行の形として、お父さんには〇〇を、お母さんには〇〇をプレゼントさせていただきます」
⑤「今後とも親孝行を続けてまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします」とお辞儀をする。

口上まで教えることが大切です。
言葉は言霊ですから、感謝の言葉で話すことにより、両親の心を知り、人に感謝すること、人に喜ばれることが自分にとって最大の幸せであることを知ってもらうことが目的です。

実はこの親孝行の実践を新入社員が本当にやっているのかどうか私は不安でした。
実践レポートは感動的なのですが、文章はどうにでも書けますからもう一つ信用できませんでした。

今年は親孝行実践練習の父親役を森田宗治に依頼しました。
母親役は自分で選ばせることにしました。
そしたら5月になって事務所の掲示板に練習している写真と実際に親の前で正座している写真が並べて貼ってありました。
私はこれを見てすごい、さすがだと思いました。
そうだ写真を撮ればよかったんだ。
なんでこんなことに気づかなかったのかと反省するとともに若い人達の頭のやわらかさ、素直さに感心しました。
今の若者達は人に喜ばれることや人様の役に立つことへの発想がすばらしく、感性がとてもよいのです。

 

会社経営の理想の核は親孝行

 

私は自分なりの会社経営の理想があります。

社長が社員と家族を大事にすることにより、社風がよくなり、
社員が月曜日に会社へ来るのがまちどおしい、仕事をするのがワウワクドキドキして楽しい。
明るく元気な社員がお客様を元気にする。
社員一人一人が輝くことにより会社の評判がよくなり、口コミでお客様が増える。
こんな会社になりたいと思っています。

その核となるのは社員の人間性が高いことです。
原点は親孝行。親孝行を続けることです。
強制してまでやることであると確信しています。

 

古田圡 満