経営計画書をつくりましょう
古田土会計の経営計画書づくり
私は毎年11月になると日曜と祝日は会社の会議室に籠もって経営計画書を作ります。
まず最初に手をつけるのは、来期の利益計画です。
経常利益を決めて逆算して売上高を決め、商品別販売計画を作り、月別利益計画書を完成させてから、全社員でチーム別、個人別販売計画をつくります。
次に長期事業計画で5ケ年の事業計画、利益計画、要員計画、設備計画を長期事業構想書に1枚にまとめます。
数字の作成は1日で終了します。
経営方針書の作成には4日～5日かけます。
経営方針書には、基本方針と個別方針があります。
個別方針を作るときには、お客様の経営計画書のうち、参考となるものを5～6冊ピックアップし、よい文章をコピーし、マーカーを引きます。
うちの経営計画書もコピーし、お客様のよい文章をハサミで切り、うちの文章の中にいれていきます。
糊とハサミで経営計画書をつくります。
その他に勉強したことをノートに書いてあるのでこれも追加していきます。
他人の文章をパクるのは自分の表現力がないためです。
自分の思いを他人の文章を借りて社員に伝えるためです。
全社員の人間力を高める経営計画書
私は経営方針書を作る目的は、全社員の人間力を高めることにあると思っています。
9月号でも書きましたが、中学3年生10人に「お父さんは何のために働いているの」と聞いたら全員が「食うため」と答えました。
これは大人や学校が働くことの意味やすばらしさ、生きがい等を子供に教えていないからです。
会社も社員に教えなくてはいけないのではないかと思っています。
その最高の道具が経営計画書なのです。
経営計画書は、社長の戦略書ですから、戦略は社長1人で考え文章化していきます。
その戦略の中に、10年、50年と会社が成長・拡大し、安定する戦略、戦術を書くわけですが、社員が聞きたいのは、自分達の未来なのですから、未来像の中に社員の処遇を是非書いて頂きたいと思っています。
個別方針では、古田土会計の環境整備に関する方針をパクって下さい。
環境整備は人間力を高める最高のトレーニングです。会社が変わります。
よく5S と言いますが、掃除をすることによって、整理、整頓、清掃、清潔の4つができます。
挨拶を毎日元気よく明るくすることにより、お互いの人間関係がよくなり、朝礼で笑顔、うなづき、人の話を聞く訓練、話す訓練を毎日するのでその人は人格が自然と高くなります。
それで会社全体の社風がよくなっていきます。
私は毎日よいことを続けることがよい会社になるコツであると気づきました。
人は説教されてもすぐ忘れます。
しかし、文章に書いてあることを読み返すと納得し、行動できるものです。
まさに経営計画書は社長を変え、社員を変え、会社を変える魔法の書と言えます。
お客様によい会社になってもらいたいという使命感
日本の会計事務所で数字を指導できる会計事務所はいっぱいあるが、経営方針書を実践指導できる会計事務所はほとんどありません。
数が少ないのが現実です。
「古田土会計は経営計画の実践、指導では日本一の会計事務所ですと言いましょう」と社員教育しています。
誰が一番で誰が二番かは分かりません。
しかし、人は一番のみ覚えてくれます。二番はすぐに忘れられます。
私達は私達のビジョンを実現するためにもお客様や中小企業の方々に経営計画書を作るお手伝いをしてよい会社になってもらいたいと強く願っています。
古田土会計はお客様の経営計画書作成を使命感から無料で支援しています。
経営計画書を作りましょう。
古田圡 満
