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kitanaiji 汚い字シリーズ

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上司が鬼とならねば部下は動かず

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組織の拡大とともに急務となる人材育成

 

上記のタイトルは染谷和己氏の本から借用しました。

私達の会社では、毎年10月が読書月で全員が読書感想文を書き、提出することになっています。
入社3年以内の者は自分で選ばせ、それ以外の者は、染谷さんの本を指定しました。

私がこの本を選んだ理由は、会社の人材育成にあります。

当然、トップである私自身が一番人間として、リーダーとして成長しなければなりません。
本を読み、人の話も聞き、考え、行動して経営理念を実現するために人一倍努力しなければなりません。

しかし、組織が大きくなるに従って、人材の育成が急務になってきたからです。

 

中小企業こそ人間性を高める人材の育成が必要

 

私には幸運なことに吉田部長という片腕がいて、私以上に人を育てる努力をしてくれています。
しかし、それに続く、人材が育たないと、100人以上の組織になったときに、商品力、サービス力が維持できないからです。

100人以上の組織では、会社の上下関係をはっきりさせ、指揮、命令により動く集団。
上司は、部下に愛されるより、恐がられる存在にならねば人は育たないのではないかと思っています。

上司が部下を叱れない。叱ると仲間はずれになる。人間関係が悪くなる。
と思っている上司が多いため、叱らなくて、説得しようとする。
会社側の立場でなく、自分個人の立場で話をする。
だから、物事が徹底できない。
会社はだんだん礼儀とか、規律のない会社になり、業務が悪化し、社員と会社が不幸になる。

中小企業こそ、立派な社員のいる立派な会社にならなければなりません。
それには、社員教育が是非とも必要、トップの意識を変え、管理職の意識が変わらなければ、社員は変わりません。

会社に対して責任、義務を果たすことは、会社をつぶさない、会社を成長させ、社員と家族を守ることです。
この目的のために、会社は利益を出し、人間性を高める人材の育成が必要と思っています。

ですから、管理職を育てる、今の当事務所の規模では上司が鬼となることが部下を育てる一番の方法と確信しているから、この本を選びました。

 

外から見てよい会社。すごい会社とは

 

外から見てよい会社。すごい会社はどこが違うか。

10月20日大阪のリッツ・カールトンホテルに泊まりました。
部屋へ入ると、机の上に『「もうひとつの我が家」へようこそ。楽しいひとときをお過ごし下さいませ。』というメッセージが置いてあり、ホテルも立派な調度品、絵等の設備でただびっくり、感動しました。

でも一番すごいのは人間です。
台風23号がちょうどその時大阪上陸、私はタクシーでホテル到着、小さい折りたたみの傘をタクシーに忘れましたが、ドアボーイの方がタクシーを点検し、私に届けてくれました。

雨の日には傘を忘れる。タクシーの中まで点検する。
あたりまえではないので感動しました。

ではどうしたら常にお客様の立場で考え、行動できる社員、会社になるか。

まず基本から
①規律、礼儀の訓練
②プロ意識の教育、
そして
③自分からお客様のため、会社のために何が出来るかということを考えることが出来る訓練
が是非必要です。

この本を読んで「実践できる素直な心を持っているリーダー」「意識の高い管理職」が育つことが願いです。

 

古田圡 満