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【中期事業計画を立てるべし】業績を上げるために人件費を削るという勘違い②【夢は叶う、実体験あり】

【中期事業計画を立てるべし】業績を上げるために人件費を削るという勘違い②【夢は叶う、実体験あり】

「人件費を削らずに会社をよくする方法とは」
「高収益を目指すにはどうすればよいのか」

上記の内容に少しでも興味のある方は、ぜひこのコラムをお読みください。

こんにちは。古田土会計・代表社員の古田圡満です。

本コラムでは、中小企業の社長の皆さまが勘違いしやすい事例をまとめた書籍『熱血会計士が教える 会社を潰す社長の財務!勘違い』から、ポイントをかいつまんで解説していきます。このコラムでは、同著の168ページから169ページを取り上げます。

今回のテーマは、前回に引き続き「業績を上げるために人件費を削るという勘違い」です。

前回は、業績を改善するために人件費を削るのは誤りで、「業績を上げたいなら粗利益(付加価値)を上げるべき」だとお伝えしました。その主張の根拠となっている発想が「労働生産性」で、人件費をコストと捉える「労働分配率」的発想から、「生産性を高めて会社と社員を守る」という発想へ転換していくことが肝心です。

今回はそれらの続きとして、主に以下3点のことを解説します。

このコラムのダイジェスト:

・売上を伸ばすことだけに気を取られると危ない
・中小企業の目標は社員を幸せにする「高収益・高賃金」
・経営計画を立て、強い想いを持って頑張れば夢は叶う

人件費を下げるのではなく、付加価値を上げることで会社をよくしようとするのは正しい発想です。しかし、闇雲に利益を追うだけでは、お金が回らなくなって会社が潰れてしまう恐れがあるため、経営者はバランスの良い経営を考えなければなりません。

とはいえ、目標を「身の丈にあった」範囲に限定するのではなく、大きな夢を持ち、多少無理のある目標でも挑戦してみる姿勢は大切です。「バランスの取れた経営」と「大きな夢に向かった経営」、両者は一見矛盾しますが、これらを両立させる方法があります。この方法について知りたい方は、ぜひ以下をお読みください。

▽動画でも解説しています

労働生産性を追求するうえでのポイント・注意点

図1:労働分配率と労働生産性の関係

労働分配率 労働生産性
人件費 粗利益 分子(改善の対象)
粗利益 人件費 分母(据え置くもの)

前回解説した通り、労働分配率は「人件費÷粗利益」で求められますが、分子と分母を入れ替えて「粗利益÷人件費」とすると労働生産性になります。労働分配率から考える改善は「人件費の削減」、労働生産性から考える改善は「粗利益の向上」となり、中小企業は後者を目指すべきです。

そもそも中小企業は一人当たりの人件費が大企業と比べて低く、人件費を削る余裕が全然ありません。一方で粗利額を増やせる可能性は無限大です。粗利益額を増やすことは、生産性を向上させ、業績を改善することに直結します。

中小企業にとって人件費は「パワー」

中小企業にとって人件費はコストではなく「パワー」です。人材は業績を上げるうえで欠かせない存在なので、人件費の削減ではなく、粗利益額を増やす道を選ばなければなりません。

なお、粗利益額を増やすためには、社員と社長が協力しながらそれぞれの役割を充分果たしてことが必要です。社員は現場で創造性を発揮し、売り上げを最大化し、原価や固定費を最小化することが求められます。一方で経営者の仕事は、ヒト・モノ・カネという会社の資源を最大限に活かすことです。

売上の追求だけでなく「キャッシュフロー」にも留意

ただし、粗利益額を増やすために、単に売上を伸ばせば良いかというと、そうではありません。売り上げが増えれば、売上債権や棚卸資産が増えます。また設備や人件費の投資に伴い、借入金が増えて返済額も増えます。

よって、損益計算書上では儲かっているように見えてもお金がなくなる、すなわちキャッシュフローが悪化するという事態が発生し得るのです。これでは資金の蓄積ができません。

粗利益率や入金条件・支払い条件などを見直すべき

肝心なのは、お金を増やしながら粗利益額と経常利益を伸ばすことです。そのためには、粗利益率や入金条件・支払い条件の改善、棚卸資産の回転期間を短くすることなどが求められます。

つまりいわゆる「バランスのとれた成長」が大事だということです。粗利益を上げ、労働生産性を向上させようと行動する際には、このことに留意してください。

「付加価値」がひと目でわかる古田土の月次決算書

粗利ないし「付加価値」は、売上高から変動費を引いたものです。私たち古田土会計では、この付加価値をものすごく単純化して、月次決算書でわかるようにしています。

中小企業方式や日本生産性本部方式などで求める付加価値は、計算が複雑で活用するのは現実的でないため、私たちは単純化して表現できるようにしています。単純化したものを用いて企画したり、目標を立てたりすれば、ものすごくわかりやすい数字で経営を考えることが可能です。

古田土式の単純でわかりやすい月次決算書を活用したい場合は、ぜひこのホームページの「お問い合わせ」からご相談ください。

中小企業が目指すべき「高収益・高賃金」

これからの経営の目的は何かというと、「働いてくれる社員と家族を幸せにすること」です。

これは一倉定(いちくらさだむ)先生の『ゆがめられた目標管理』という本に書いてありますが、中小企業の経営では「高収益・高賃金」を最終目標にしなければなりません。これを一倉先生は50年前から言われています。50年前に「高賃金」を説いた人は、一倉先生くらいでしょう。

ここで重要なのは、「高賃金は高収益からしか実現できない」ということです。高収益型の事業構造は、決して社員教育や就業規則、賃金規定で決まるわけではありません。あくまでも「差別化された商品・サービス、ビジネスモデル」で決まります。つまり重要な要因は、全て会社の外にあるわけです。

内部的な要因である人件費をいくら削ったって、高収益は実現できません。高収益を目指すなら内ではなく外に向けて、積極的かつ革新的なビジネスを展開していくことが求められます。

高収益の実現には「中期事業計画」が重要

また高収益を目指す会社には、中期事業計画が必要です。経営者は中期事業計画を作り、どの商品を以後5年ほどでどれだけ伸ばすか、またその間にどのような新商品を開発するかを決定しなければなりません。要するに「経営の未来像」を固めることが大事なわけです。

経営計画を学べる「経営計画作成25時間合宿」の紹介

中期事業計画などについて勉強する手段として、我々が開催する「経営計画作成25時間合宿」というのがあります。ぜひともこれに参加して、中期的な数字の作り方を学ぶとともに、自分の会社の未来像を集中して考える時間を作っていただきたいです。

「経営計画作成25時間合宿」に参加されたい場合は、当社ホームページの「経営計画作成25時間合宿お申込みフォーム」からお申し込みください。フォームにて、会社名や役職区分など、必要事項をご入力いただきます。

なお、この合宿には原則1社2名様までの参加をお願いしておりますが、直接ご相談いただければ、3名以上で参加していただける場合もあります。

「数字」を想えば、いかなる夢でも実現できるのが経営【私の実体験】

不思議なもので、「数字」は想えば想うほど現実化していきます。本当に想いが強かったり、熱意があったりすると、少々無理な計画でも実現してしまうのです。我々は今年、身をもってそれを実感しています。

我々は今年、過去に例がないほどの強気な目標立てました。「前年の粗利益を2億円オーバーする」という計画です。去年の18億7,000万円から今年20億7,000万円にアップさせるという、我々にとっては大きな目標だったのですが、現在8ヶ月目にしてその20億円が実現しそうなところまできています。

この結果に、会社の者は私も含めて皆びっくりしています。しかし、臨時で大きな収入があったり、皆の努力の積み重ねがあったりして、間違いなく2億円の粗利益アップを達成できそうなのです。経営というのは、本当に不思議です。

このように長期的な夢を掲げてその目標に向かってやると、いつの間にか無理だと思われていた計画でも実現できます。

社員の数や売上の目標も予想外の速さで達成

また私の話ですが、社員の数に関する計画でも、会社が300人の規模になるのは50年位かかると思っていましたが、39年目の今年で360人になってしまいました。少なくとも45年かかると思っていたものが39年で達成です。

売り上げも30億円という夢を掲げましたが、これも3年後には実現してしまいます。M&Aがあり、急に夢が実現に近づきました。

このように、きちんと経営計画書を作り、夢を掲げて頑張れば、5年後や10年後にはいつの間にかその夢が実現します。これが経営の不思議です。計画を立て、想いを強く持てば、多少無理な夢でも叶えられます。皆さんもぜひ、これを機会に中期事業計画等を立て、大きな夢に向かって頑張ってみてください。

まとめ:中期事業計画を作って「高収益・高賃金」の実現を

今回のポイント:

・売上の追求だけでなく「キャッシュフロー(資金の蓄積)」にも留意
・中小企業の役割は「社員を幸せにすること」、目指すべきは「高収益・高賃金」
・高収益を実現するには「中期事業計画」が肝心

労働生産性を向上させて会社をよくするには、粗利益を上げることが必要ですが、闇雲に売上を追求しては、お金が回らなくなってしまいます。そのため、適宜粗利益率や入金条件、棚卸資産の回転期間などを見直し、バランスの取れた経営をすることが大切です。

また中小企業の役割は「社員とその家族を幸せにすること」であり、最終的には「高収益・高賃金」を目指すべきだと私は考えます。高収益を実現するには、「差別化された商品やサービス、ビジネスモデル」を作ることが重要ですが、それらを作るために中期事業計画を立てることも肝心です。

きちんと経営計画を立て、強い想いを持って頑張れば、多少無理な夢・目標でも実現できてしまいます。経営者の皆さん、これからは「人件費の削減だ」「赤字だから賞与をゼロにする」などと消極的なことは言わず、無限大の可能性をもつ「高収益」を目指しましょう。

なお、冒頭で述べた「バランスの取れた経営」と「大きな夢に向かった経営」を両立させる方法とは、端的に言って「中期事業計画」を立てることです。中期事業計画について勉強してみたい方は、ぜひ我々の「経営計画作成25時間合宿」にも参加してみてください。

また、まずは自分で作ってみたいという方はぜひ『マネるだけ、埋めるだけで作れる経営計画書 作成シート(ダイジェスト版)』を活用してみてください。

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