『感謝と恩返し』(黄金の60代から恩返しの70代へ)
「黄金の60代」
7月より始まった新番組に「半沢直樹」があります。
前回では過去最高の視聴率を上げ「倍返し」という言葉が流行語にもなりました。
今回のテーマは「感謝と恩返し」です。
前回同様楽しみに観ていますが、いつも感心するのは役者さん達の顔芸のすごさです。
特に香川照之さんと市川猿之助さんの顔芸は感動ものです。
私は今月68歳になります。
60歳になったときにこれからの10年間は「黄金の60代」と決め30年間の経営の成果が花開く10年間としました。
第27期(2009年)は売上高960百万円、経常利益2億円、純資産7億円、社員数126名でしたが、第37期(2019年)は売上高1,930百万円、経常利益3億円、純資産21億円、社員数237名になりました。
創業以来約10億円の売上(粗利益)になるのに27年間かかっていたものが、倍の売上にするのに10年間で達成しているわけです。
自分では考えてもいなかった夢のような現実です。
第35期の4月に社長交代し、他役員、幹部が育ち、経営を任せています。
社員数も現在263名になりました。
吉田専務も70歳を超えますが、元気に働いてくれています。
振り返って見ると予想してもいなかった成功をしたのは、人財に恵まれたからです。
吉田専務、役員、幹部、社員。
一人では絶対できないことが、100人いれば100倍、300人いれば300倍の仕事もできます。
65歳を過ぎても仕事が出来るのは、社員とお客様のお陰です。感謝しかありません。
70歳になると体力は衰え、労働時間も短く(1日10時間)するので給与を今の半分にします。
専務も給与を半分にしました。
後に続く人達のために私や専務が前例を示さないといけないからです。
70歳を過ぎても多くの社員達と働けることに感謝します。
迷惑をかけないように気をつけるつもりです。
私は70歳になったら、これからの10年間は恩返しの期間と決めています。
今迄培ってきた知識、経験、人脈、お金、知名度を世のため、人のため社会貢献できることに使いたいと思っています。
いくつかの夢があります
1番の夢は、古田土会計が実践している「人を大切にする経営計画書」を日本中の中小企業に広めることです。
そのために私が広告塔になります。
中小企業の経営は社長で決まるので、社長に経営計画書作成の指導を安い料金でわかりやすく実践できるものを広めます。
銀行さんや商工会議所等に声をかけていきます。
2番目の夢は、会計事務所が資本(お金)で結びつくのではなく、理念、志で結びつく集団を作れないかと思っています。
中小企業の経営者の一番近くにいるのが会計事務所です。
会計事務所が社長に経営理念、志の大切さを伝えていくことが日本を元気にするために必要です。
そのために私が会計事務所に無料で指導します。
会計事務所が経営理念、志を中心とする経営をしてお客様に伝えていけば日本の中小企業は変われます。
会計事務所から日本を変えていくことができれば、この業界への恩返しができます。
3番目の夢は、教育です。
70歳になるとこの業界で40年やってきたことになります。
今迄に約3,000件のお客様の経営とそのお客様の税務相談、税務調査に立ち会ってきました。
このような体験をしている税理士、コンサルタントは少ないと思います。
この体験を多くの人々に伝えていきます。
本にもします。現在7冊の本を出版していますが、10冊の本を出します。
自分の知識、体験を次の世代に伝えるのが恩返しだと思っています。
私が80歳になったら会社からは一切給料をもらいません。
相談は受けますが仕事から身を引きます。
楽しみの80代です。人間性を高める勉強をします。
死ぬまで成長をし続けたいと思っています。このような人生を送るためには健康でなければなりません。
食事、運動、しっかり自己管理しなければなりません。
この自己管理が私は一番自信がありません。
10月の相談日は、10月10日(土)、10月24日(土)、10月31日(土)です。
古田圡 満