『志(こころざし)』 (日本の中小企業を元気にし、その社員と家族を幸せにする)
社員と家族そして会社を取りまく全ての人々を幸せにする
今年の1月11日より創業40年目に入りました。
経営計画発表会は30回目になります。
今年より使命感(志)を少し変えました。
以前は「日本中の中小企業を元気にする」でしたが、私達の想いがこれだけでは正しく社員に伝わらないと思い、「社員と家族を幸せにする」という言葉をつけ加えました。
私達は「人を大切にする経営計画書」を日本中に広め、中小企業で働く、社員と家族を幸せにすることを使命感(志)として経営してきました。
なぜ経営者は経営計画書を作るのか?
その目的は社員と家族そして会社を取りまく全ての人々(ステークホルダー)を幸せにするためです。
この目的を達成するために経営計画書は会社を持続的に成長させてくれる道具です。
目的は社員と家族の幸せ、手段として、会社の成長、会社の成長なくして、目的は達成されない。
成長会社の違いはどこにあったのか
去年の12月18日(土曜日)にお客様の第29回経営計画発表会がありました。
そのときに、第1回目の発表会の招待客のリストも配られました。
今回その時に出席したメンバーで、私を含めて出席していたのは、約30名中、3人位だと記憶しています。
中小企業同友会の経営者仲間で勉強会を始め、経営計画書を作り、経営計画発表会をやり、メンバー全員で応援に行こうということで応援団として出席しました。
勉強会の仲間は、15人位だと思いますが、今でも続いているのは、私も含めて3社のみです。
他の会社は倒産したり、縮小したり、後継者が続けませんでした。
私は開業して40年間3,000社以上の中小企業を見てきて、生き残っている会社、潰れた会社、そしてごく少数の成長会社の違いはどこにあったのかと考えると、まず多くの会社が潰れました。
開業当初多かったのは、メリヤス業、印刷業、自動車整備業、アパレル業等ですが、ほとんどの会社が潰れていたり、縮小したり、よくて現状維持です。
私の知っているかぎり、成長し続けているのは自動車整備業の鈴木自工株式会社さん他数社です。
何故潰れたのか、その理由の1つは、時代の変化に適応できなかったからです。
当時それなりの売上、利益が出ていたのは、差別化された商品、サービスだったのが、時代とともにライバルが増え、商品自体の価値が減少しているのに、新しい商品、サービスの開発や市場の開拓ができなかったことです。
もう1つは、財務体質が悪かったことです。
自己資本比率が低く、資産もなくお金もない限界企業は市場が縮小すると一番先に潰れます。
本業がダメになっても工場や倉庫にビルやマンションを建てて本業の赤字をカバーしている会社もあります。
これも正しい戦略です。
社員と家族を幸せにしたい」という熱意
古田土会計グループは、昭和58年1月11日、江東区南砂の印刷会社から机1つ借り、電話番をお願いし、家賃3万円、顧問料3万円からたった1人でスタートしました。
計画だと今年は400名を超えます。
このように開業当初思ってもみなかった規模になれたのは、志(こころざし)と経営計画書のおかげだと思っています。
「志」を実現するために、税務申告だけでなく、古田土式月次決算書、経営計画書、社長の成績表®等の商品を開発しました。
その想いは「中小企業で働いてくれている社員と家族を幸せにしたい」という熱意からです。
自分は不器用で何にも社会の役に立てないけど、会計事務所からなら社会貢献できるのではないかと考えました。
コツコツと一途にこの40年間やってきました。
今こそ、私達の「月次決算書」と「人を大切にする経営計画書」が世の中に必要だと実感しています。
私はますます「志」を実現するために日本中に経営計画書を広めます。
私達より大きい会計事務所はいくつかあります。
私は会社は売上、利益、社員数ではなく、働いてくれている社員が幸せだと感じているか、
自分達の会社だけがよくなればよいという業績中心主義ではなく、障がい者雇用、
困っている人達への寄付等の社会貢献で判断すべきだと思い、
社員第一主義、障がい者雇用、障がい者施設や子供食堂等の寄付(経常利益の2%を目安)を続けています。
これは経営計画書に経営方針として明文化してきたからです。
人を大切にする「よい社風」になりつつあるのは、経営計画書の方針書があったからです。
そして、この方針を信じて実施してくれている社員がいるからです。
お客様の相談待ってます。
古田圡 満