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kitanaiji 汚い字シリーズ

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親孝行はいつするの

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古田土会計の「親孝行月間」

 

古田土会計では毎年4月21日~5月20日を「親孝行月間」とし、全社員で実践しています。

新入社員は初めての給与で親にプレゼントを渡し、お礼の挨拶をします。
親孝行したことを証明するため、プレゼントをしている姿を写真に撮って会社に提出してもらいます。

今年も11名の新入社員から写真の提出がありましたが、そのなかに母親の足の裏を洗っている写真がありました。
森本信成さんの親孝行レポートを一部抜すいします。
「お風呂場で足の裏を洗わせていただきました。
母親の足は思っていたよりもずっと小さく、足を洗われた母親は先程の謝辞よりも喜んでくれました。
こんなに喜んでくれるならまた洗ってあげようかなと思いました。」

親孝行は多くの気づきを与えてくれます。
では親孝行はいつするのか、今ではありません。自分の誕生日です。

自分が卒業した学校を母校といいます。父校とは言いません。
私は法政大学を出ていますが、「私の父校は法政大学です」というと人生の不幸の原因が法政大学にあるように誤解を与えます。

人は母親から生まれてきます。
自分を生んでくれた母親に感謝する日その日が誕生日です。
自分の誕生日に母親に「生んでくれてありがとう」と言ってプレゼントを渡すのです。

父親は生んでくれていないので何も渡す必要はありません。
母親だけにプレゼントするのがポイントです。

 

お客様に買う理由をあたえる「親孝行の日」の提案

 

7月29日土用の丑の日です。鰻を食べます。
何故鰻なのか。
江戸時代に平賀源内が「土用丑の日には鰻を食べましょう」という日本で最初の販売キャンペーンをやり習慣として定着したからです。

バレンタインデイーに女性が男性にチョコレートを贈るのもメリーチョコレートの原社長が考えたことです。
売手が買手に買う理由を教えてあげ、買手が買っているわけです。

5月の第2日曜日の母の日にカーネーションを贈る理由や6月の第3日曜日の父の日には決まったものがないのも考えてみて下さい。
花屋さんのビジネスで考えてみると母の日にカーネーションが売れても1日だけです。
売上として不安定です。

一年中花を売る理由として、「親孝行の日」として自分の誕生日に「お母さん生んでくれてありがとう感謝の印として○○○の花を母親に贈りましょう」というキャンペーンをやったら一年中その花が売れるのではないでしょうか。

他の業種でもお客様に買う理由を教えてあげると自分の誕生日にお母さんにプレゼントをする商品が売れます。
お客様は神様ではありません、弟子です。
売子に導かれて、気づかされて買っています。

 

社会人、仕事の原点は親孝行にあり

 

「日本人は親が亡くなった後にもっと親孝行しておけばよかったと後悔するのが不思議だ」と日本人を夫に持つモンゴル人の女性歌手が言っていました。

親が自分より早く死ぬのはわかっているのだから後悔しないように親が元気なうちに親孝行すべきです。
自分の誕生日に親孝行する他に国民の祝日として「親孝行の日」として親や先祖に家族で感謝したほうが日本人の民度はあがるのではないでしょうか。

経済優先の海の日や山の日を祝日にするより、親孝行の日に子供が親に感謝の言葉を話すことにより、両親の心を知り、人に感謝すること、人に喜ばれることが自分にとって最大の幸せであることに気づいてほしいと思います。

社会人、仕事の原点は親孝行にあります。
自分の両親に感謝する心、気持ちがあってこそお客様に感謝する気持ちが持てます。

人間性を高め、会社の役に立つ人財を育成するためにも親孝行は大事です。

古田圡 満