『人生の仕事の結果=考え方(‐100~100点)×熱意(1~100点)×能力(1~100点)』
安定した経営、社員が安心して働ける会社にするために
コロナ禍になって全ての会社が一年経過しました。
古田土会計のお客様約2,500社の決算書を見て過去最大の赤字を計上した会社もあれば、過去最高の利益を計上した会社もあります。
この差は経営者の能力によるものではなく、どのような業種で仕事をしているかという運によるものだと思っています。
しかし、会社が潰れてしまっては、運が悪かったからと言い訳はできません。
コロナ禍において大幅な赤字になっても社員の賞与を下げない会社があります。
今迄と同じ賞与を払えるのは、自己資本比率が高く、内部留保を資金で確保している会社です。
安定した経営、社員が安心して働ける会社にするために、今は法人税等の税金は30%です。
節税よりもお金で内部留保することです。
上記のタイトルは、京セラ創業者の稲盛和夫氏の「生き方」という本に書いてあった言葉です。
一番大事なのが考え方
古田土会計グループは現在280名の社員がいます。
7月1日に四国の生駒会計グループが仲間に加わりました。
総勢360名の会計グループになります。
私は、昭和58年に独立したときに、50年カレンダーをプレゼントされ、毎年1人ずつ社員を増やし、10年目には10人、20年目には20人とカレンダーに記入しました。
30年たったら30人位の会計事務所にするのが夢でした。
自分では信じられない出来過ぎた現実です。
何故このようにうまくいきすぎたのか考えたら、稲盛さんの言葉を思いつきました。
一番大事なのが考え方です。
マイナス100からプラス100まであります。
考え方の基本は使命感と経営理念です。
使命感は私達は何のためにこの仕事をしているのか、仕事を通して世のため、人のため、社会に貢献するのが目的です。
自己中心の私利私欲をできるだけ抑えるように努力しました。
志を「日本中の中小企業で働いている社員と家族を幸せにすること」と掲げました。
また経営理念を、「社員の幸せと人間的成長」にしました。
「業績中心の経営」ではなく、「人を大切にする経営」をしてきたつもりです。
生駒経営グループの生駒先生は私達の経営理念、使命感に共感してくれ、大事な社員を守ってくれるのは古田土会計グループなら安心だと思ってくれ、私達を指名してくださりました。
「頼まれごとは試されごと」という言葉がありますので、相談し、了解してもらい、親子会社ではなく、兄弟会社として今後は助け合い、成長していきます。
生駒会計さんは、古田土式月次決算書を使い経営計画発表会もやっており私達と仕事のやり方や経営理念を共有しています。
だから一緒に仕事ができます。
どうしたらお客様のお役に立てるのか、お客様に喜ばれるか
次に大事なのは、熱意です。
中小企業の社長、会長で学歴の高い人はほとんどいません。
成功しているのは仕事に対する熱意がとび抜けてあったからです。
新商品、新サービス、新市場を開発したのは熱意からです。
思いはどうしたら儲かるかではなく、どうしたらお客様のお役に立てるのかお客様に喜ばれるかを考えてその結果に出来た商品、サービスが会社を成長させてくれたのだそうです。
株式会社トミザワの富澤社長は、トラックの整備会社も経営されていますが、「ナイター車検」を売りにしています。
ナイター車検とは、夕方5時にトラックを持ってきてもらい夜8時に完了し、引き渡します。
富澤社長は運送会社も経営しているので、夜のうちに車検ができれば、運送会社がトラックを余分に持たなくてもよいのではないかと考え、社員さんとやり方を工夫してナイター車検が出来たそうです。
高収益で残業はほとんどないそうです。
古田土会計の月次決算書、社長の成績表®、経営計画書は、お客様のお役に立ちたい、喜ばれたい、社員をもっと幸せにしたいという思いから出来た商品です。
欠点を人に助けてもらい、長所を伸ばせば大成功
3番目の能力ですが、試験は欠点を克服しなければ合格できませんが、仕事は欠点を人に助けてもらい、長所を伸ばせば大成功できます。
車の免許もなく、パソコンも使えない不器用な私ですが、考え方と熱意が人様より尖っていたので成功したのだと思っています。
考え方(100点)×熱意(100点)×能力(30点)かなと思っています。
古田圡 満
古田圡に経営の相談はいつでもOKです。待っています。