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kitanaiji 汚い字シリーズ

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古田土甲子園

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古田土甲子園とは

 

古田土甲子園とは、古田土会計の使命感・理念に従って行動し、お客様に喜ばれた体験「伝説」を発表する場。

論文審査で勝ち残った上位7人が全社員の前でプレゼンし、全員投票により優勝者を決定する年1回の社内イベントです。
毎年、私の誕生日の9月12日に開催されます。

今回は梅原さんと渡邊さんの発表を紹介します。

 

誠実な仕事でお客様からの信頼を得た梅原さん

 

1番目の発表者は、梅原翔さんです。
私は彼がこれほど成長してくれるとは思っていませんでした。

彼は、今でこそ担当20件、年間売上1,900万円を上げられる一人前の社員ですが、入社時は人事、労務担当でした。

ミスが多いため、3年目で会計担当に替わりましたが、会計でも3年間は使いものにならなかったのです。
同期にも遅れをとり、自分自身のふがいなさに、5年目に辞めたいと上司に言うも引き止められました。

6年目に美容業のお客様を初めて担当しました。
下積みが長かったのでどうしたらお客様に喜ばれるか考えたそうです。

彼は早朝の私の勉強会に毎回出席し、一言一句聞きもらさないようにメモをしたり、私の本を10回以上読み返したそうです。
また経営計画書からお客様に伝えたそうです。
それを愚直に取り組んだ結果、社長様から頼りにされるようになったと発表しました。

彼は人事、労務が希望でしたので、会計、税務は勉強していませんでした。
梅原さんと決算前検討会に同席したときに、彼の説明は事務所のやり方に忠実で、会計、税法の説明も十分でした。
私がアドバイスすることはありませんでした。

私は決算前検討会に同席するときには社員に事前のアドバイスをしません。
担当者がお客様のことをどれだけ思い、お客様のお役に立つアドバイスや節税の方法を準備しているかを見るよい機会だからです。

梅原さんは十分に準備をしていました。
私は彼のような社員が大好きです。
不器用でもコツコツと努力を重ね、誠実によい仕事をしようとすることが人として成長するコツです。

人は誰でも仕事に行き詰まったり、悩んだりします。
このときに自分はこの仕事に向いていないのではないかと考え辞めたりします。

しかし、人が仕事で一人前になるのは10年位かかります。
努力すること、忍耐することによりお客様より信頼されている梅原さんは、古田土会計のモデルです。
彼のような社員は誇りです

 

お客様に喜ばれたい、という気持ちを行動で示した渡邊さん

 

3番目の発表者は渡邊真那さんです。

彼女は入社して3年が経ちましたが、その間に悩み苦しみました。
入社して毎日毎日勉強と仕事の日々に睡眠不足。
判断力が低下し、自分を責めて自分を追い詰めて行き、いつもマイナスに考えるようになり、会社に行こうにも行けなくなってしまいました。

そんな時に吉田専務から電話があり、
「今は休みなさい。仕事はいつでもできる。真那さんは1人しかいない」
と励まされ、仕事もBコースの総務になりました。

でも彼女は、総務ではなかなかお客様のお役に立てないと悩んでいたそうです

そんな時、彼女がお茶席にいたときに、お客様が私の本を見ていたのに気づいたそうです。
お茶と一緒に私の本を3冊持っていったそうです。
そしたらお客様に「よく気付いたね」と大変喜ばれたそうです。

何気ないことですが、お客様に喜ばれたいという彼女の気持ちが、お客様に喜ばれ、お客様に喜ばれたことが、自分の気づき、感動になりました

渡邊さんは、
「今はとっても充実しています。暗闇の先に希望が見えてきた。
自分にして欲しいことを人にしてあげて、自分にしほしくないことは、人にしてはいけない。
困ったときにはとりあえず真那さんに相談してみようという総務になりたい。
古田土会計に感謝している。」
とも言ってくれました。

 

お客様の「ありがとう」で社員は成長する

 

この他にも西川さん、江崎さん、勝田さん、辻野さん、染川さんが発表しました。
いずれも感動的な発表でした。

社員を育てるのは会社ですが、社員は私の言うことよりも、お客様からの言葉で傷ついたり、自信をなくしたりしますが、何よりもお客様からのお誉めの言葉や感謝の言葉「ありがとう」の言葉で元気づけられたり、自信をつけ成長していきます。

お客様どうか、社員を育てるという深い愛情で、あるときは、厳しく叱って下さい。
そして誉めて下さい

お願いします。
私もお客様の社員を育てます

古田圡 満