経営理念と使命感
「一生あなたと家族を守る」古田土会計の経営理念
古田土会計の経営理念に「一生あなたと家族を守る」という文言があります。
1月10日の経営計画発表会では、
「世帯主であるあなたが、65歳前に病気になったり、障がい者になっても正社員として会社があなたと家族を守ります。
また亡くなった場合でも、遺族支援として月々10万円~20万円を支給します。
(金額の差は子供の数) そして、あなたに障がい者の子供がいれば会社で子供の面倒も見ます。
古田土会計は重度の知的障がい者が1人、精神障がい者が5人、在宅の身体障がい者が1人の7人の障がい者の方が働いてくれていて、東京都から障がい者雇用のモデル企業にも認定され、毎年多くの方々が見学に来られます。
私達は社員と家族を守るために利益を出し、内部留保を厚くしています。」
と話をしました。
全社員213名に毎月B/S、P/L、総勘定元帳を公開しています。
社員と家族を守るために大事なことは、会社が継続することです。
社員が求めているものは、成長ではありません。
安定と安心です。
安定と安心のためには、急成長ではなく年輪経営といわれるように少しづつ確実に成長し、財務体質をよくして無借金の経営をすることです。
そして何よりも大切なのは、経営者の経営に対する考え方、すなわち経営姿勢です。
経営目的が何かということです。
私は経営目的を「社員と家族を幸せにすること、そして、社員だけでなく、会社を取りまく全ての人々を幸せにすること」と考えています。
社員の安心のために行う事業継承
社員の安心のためにもう一つ大切なことは事業承継です。
経営者の交代です。
後継者のいない会社が約60%とも言われ、M&Aの会社が急成長しています。
社員の立場で考えた場合、後継者のいない会社の社員は不安でしょうがないと思います。
娘さんしかいなかったり、息子が会社に入っていなかったりして、社長が急死した場合、社内から社長が選ばれても社長と社員は、経営に関与していない人が大株主では不安でしょうがないと思います。
いつ役員を解任されるか、いつ会社を売却されるかわからないからです。
社長も社員も社長が60歳をすぎると、「社長はあと何年できるのか、社長が急死したら会社はどうなるのか」と考えます。
ですから、社長交代の理想は社長が60歳代が一番よいと考え、私は65歳になった今年の4月1日よりグループ全体の代表を常務と交代しました。
交代したもう1つの理由は、経営環境の変化のスピードです。
今迄のように私と専務の吉田が先頭に立って200人以上の社員を引張れる時代ではなくなっています。
2人の2馬力ではなく、常務を中心にした6馬力と幹部1人1人が主体性をもって、未来に向かい商品、サービス、ビジネスモデルの開発をし、経営理念の実現に向かって経営をしたほうが、絶対古田土会計グループの未来は明るいと確信しているからです。
社内から後継者が出ることが、社員の安心です。
古田土会計が懸ける中小企業への想い
4月より新入社員が入り、来年の採用活動も始まっていると思います。
社員教育や採用で大事なことは、会社の規模や仕事内容より、会社の使命感を経営者が熱く語ることだと思っています。
「何のために私達は働くのか、
私達古田土会計は日本中の中小企業を元気にするために働く、
中小企業で働く社員と家族に幸せになってもらうために働く、
そのための道具が古田土式月次決算書と経営計画書です。
経営計画書に書いてあることを実践して、よい社風の会社を創る。
私達が中小企業のモデルになろう」
と会議、勉強会でいつも繰り返し、言い続けています。
私は中小企業で働く社員と家族を幸せにする最高の道具が「人を大切にする経営計画書」の作成だと確信しています。
すべての中小企業で経営計画書を作ってもらいたい。
しかし、その作り方を勉強する場が少なく、あっても高額なのが現実です。
私達古田土会計は、使命感の実現のために、安く、個別指導で会計事務所の強みを生かした数字に強くなる経営計画書の指導をしています。
2泊3日で1人12万円です。
是非参加して下さい。
私は使命感の実現のために経営計画書を世の中に広めることが、天命だと思っています。
古田土を講演会や勉強会に活用して下さい。
古田圡 満