『社員教育をしていますか』 (お礼の言葉はみんなを幸せにする)
お礼の言葉の教育
私達古田土会計グループでは毎年10月の中旬に全ての社員にお歳暮として会社が社員に南魚沼産の高級こしひかりの新米を5kg贈っています。
市場では4,000円位です。
社員の実家から購入しているので1袋当たり3,000円が仕入価格です。
今年は430袋購入しました。
社員1人1人に持って帰ってもらいますが、翌朝、私や社長にお礼を言う社員と何も言わない社員がいました。
経営計画書に書き、10月の勉強会でも「お歳暮です」と言ってきました。
普通の家庭では、お中元やお歳暮をもらうとお礼の電話やメール、ハガキを出します。
それなのに何のお礼も言わない社員に違和感を覚えたものですから総務に連絡して、幹部から社員にお礼を言わせるように教育しました。
それでもお礼を言わない社員はいるかもしれませんが気づいてくれた社員は常識を身につけてくれたと思っています。
社員の方々から、本当においしかった、子供がとても喜んでいます、父母も毎年楽しみにしています等感謝の言葉をいただくと私も社長もお歳暮を社員に送ってよかった、来年も続けようと思います。
お礼の言葉は送った人を喜ばせます。
また社員には、お返しは一切してはならないと言っています。
社員に負担をかけたくないからです。
社員教育が必要なものに給与、賞与があります
お客様の話を聞くと、今年になって電気代、食料品等の値上げによる物価上昇で社員の生活が苦しくなっているので、月給を一律2万円アップしたとか、一時金として1人当たり3万円出したそうです。
私は社長に聞きました。
「社長何人の社員がお礼の言葉を言ってくれましたか」社長は「1人もいません」と残念そうに答えてくれました。
私は社長に「それは社長の教育がなっていないからです。社長は直接社員に言えないから幹部教育をして、幹部社員から見本としてお礼を言わせその姿を社員に見せ、幹部から社員にお礼を言わせるように指導するのです。」
社長は社員の生活を想い、少しでも多くの給料賞与を払える会社にする責任があります。
そして苦しい経営のなかで資金調達し、給与、賞与を払っています。
社員は不満ではなく感謝の言葉で応えてほしいのです。
12月は一般的に賞与の月ですが、古田土会計では冬の賞与と決算賞与を一緒に現金で支給しています。
社長が社員1人1人の机に行き、感謝の言葉を言って渡します。
社員を社長の前に並ばせてお礼を言わせながら渡すことは決してしません。
社長が社員のところへ行って現金で渡すことに意味があると思っています。
こういう形のほうが社員が喜んでくれます。
社員教育で
①社員の給料…お客様からいただく
②社長の給料…社員からいただく
③社員の賞与…社長からいただく
としています。
経営能力の差が賞与の差
社員の給料は30人の会社も5,000人以上の会社も2割位の差ですが、賞与は2.5倍位の差があります。
「中小企業で賞与の差は経営者の経営能力の差です。」
「皆さんが世間相場より高い賞与がいただけるのは社長が勝れた経営をしているからです」と教育をしています。
社員は「税理士法人古田土会計賞与実態調査」で中小企業の実態が分かっているので自分の賞与がいかに高いかわかります。
ですから社員は私や社長にサンクスカードでお礼を言ってくれます。
社長は気をよくして来年はもっと多くの賞与を払いたいと思います。
お礼を言うことは社員のプラスにもなります。
賞与や決算賞与を払うときに、社長が社員に「皆さんのおかげで利益が出て、たくさんの賞与を出すことが出来ました。感謝します。」と言います。
この意味は、会社の利益は社長の戦略が正しかったからです。
どこの社員もみんな頑張っています、社長が感謝しているのは、皆さんが社長の方針を実行してくれたことに対してです。
社員の皆さんは社長のおかげで多くの賞与がもらえています。
社長に感謝してお礼を言って下さいと私が社員教育しています。
令和5年1月11日PM1:11分より第41期経営計画発表会がWEBで行なわれます。
当日のみ視聴です。後では見られません。
是非参加して下さい。
古田圡 満